高校の同級生10人が「卒業」をテーマに展示会を行っています。
今まで何度も繰り返して来て、今後も訪れるであろう「卒業」
誰もが体験するという意味では「普遍的」でありながら、とても「個人的」な体験である「卒業」を、それぞれが考え、現時点での答えを作品として視覚化しています。
作品群を見ていてどうしても思い出してしまうのが、追憶をテーマにした、20世紀の最高傑作の一つである、プルーストの長編小説『失われた時を求めて』
紅茶に浸したマドレーヌから回想が始まる、かの有名な冒頭の様に、これらひとつひとつの作品は誰かにとっての(作家自身、そして鑑賞者の)記憶の扉を開く鍵になり得るのです。
大人と子供の間、もうないあの場所、あの頃のわたし、そして未来に体験するであろう卒業・・・。
しかし、追憶が主に過去(時には想像上の未来)のものであっても、追憶するという行為は常に現在のものになります。
今、わたしが卒業した過去を想い、あるいは未来に繰り返され行く卒業について想うこと。
作品はどれも一見客観的で綺麗な姿をしていますが、表層を一枚取り去れば、そこには10人分のがむしゃらな「今」が隠れているのかもしれません。
卒卒展公式アカウント
https://twitter.com/sotsusotsuten
飯室礼
井上彩
内田美沙希
遠藤瑞紀
きゃんつー
http://kyan2frejaixtab.wix.com/kyan2
すずきちひろ
http://blueblueapple.tumblr.com/
野口翔平
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柊
http://fuyuka-0226.tumblr.com/
矢作汐里
矢部可奈子
http://oimomgmg.tumblr.com/
DF STAFF KOZUE
カテゴリー:
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『卒卒展』[303:3/14-3/16]
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