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辻 梨絵子 『Schlaf grosses Schaf』 [2-D,E:2/19-2/24]

辻 梨絵子さんの個展です。

京都造形芸術大学で現代美術を学ぶ辻さんは、去年半年間スイスの美大に留学しました。
今回は、その滞在中に取り組んだサウンドアートプロジェクトの成果を、展示として発表しています。

今回の作品のテーマは、「静寂さを表すオノマトペ」
こちらの白いオブジェは、「雪がしんしんと降る」の「しんしん」を音で表現しています。
線香に鈴が付いていて、火をつけて時間が経つと線香が燃え、鈴が落ち、それが音を立てるのです。


こちらの作品は、「月がこうこうと光る」の「こうこう」を表現。
本来音がないはずの、静寂を表す「こうこう」が、どんな音として表現されているのか、気になりませんか?

辻さんの作品からは、作家として創作を続けていく覚悟と、真摯に制作に打ち込むが故の孤独が感じられます。

喧騒で騒がしい原宿の中で体感する、美しい静寂と静謐な孤独。
是非、聴きに来て下さい。

DF STAFF KOZUE