『時と間』II
榛名栄太郎企画
〜映像と写真による空間表現〜
ぐにゃりとありえない形に加工されたビル。
本当に不思議。
プロジェクターでいくつかの作品を流しています。
私は揺れ動く物体である
繰り返し、繰り返し、永遠に動き続ける物体である
波である
心臓の鼓動である
不安定な新藤、そして収束
顔のある不定家な物質の踊り
(作品Aについての考察)
目に映ったものは素材であり
私はそれを再構築する
引裂き、切り刻まれた無惨な物体は癒着し
不愉快な生成物が産声を上げる
(作品Bについての考察)
私は机の上を見ている
このみずぼらしい魂は
己の感情とは無関係に働かされ、動かされ
醜態を晒している
これは私の意志だ
(作品Cについての考察)
映像作品の写真も展示しています。
私はこちらの写真の舞踏の映像作品が心に強く残りました。
舞台作品を撮影し、榛名栄太郎さんが新たなストーリーに変えた作品です。
出演されている睦美さんと寧呂さんの表情や、
身体の動きの力強さに引き込まれました。
言葉がない分、より強い意志を感じました。
その他の作品もあらゆる角度から撮影されていて、
より作品の中へ入り込むことができます。
流れている音楽も榛名栄太郎さんなど
それぞれの作品毎に違う方が作られています。
出演者、映像作家、作曲家の方々それぞれの作品が1つになっています。
展示会は7/25(金)までです。
ぜひご覧ください。
まいこ