「キャラクターの密集する画面の魅力」の追求を目的として、制作された馬渕さんの作品が展示されています。
ちましぃとは、密集するオリジナルのうさぎキャラクターの世界のこと。
いろいろな個性を持ったうさぎキャラクターが居ますが、なかでも主人公格なのか、上の中央にいる二人です。二人はどの絵にも居ます。
こちらは、卒業制作の途中経過です。1.5mの中に、たくさんのキャラクターがひしめきあっています。最終的には5メートルの作品を作る予定だそうです。
これだけ大きくなってくると、画面を構成するまちに広がりが出てきます。事件が起きていたり、病院があったり、相撲や舞台などもあったり・・・。
上はベッドで寝たうさぎが、川を流れている様子。馬渕さんが、やらなければならないことがあるけれど、眠かった時に描いたそうです!
その他にも、よく見ると、変な光景がたくさんあって楽しいです。
結婚しているカップルの後ろには、別れているカップルが。
おばけやお面を被ったキャラクター。夏っぽいですね。
もともとキャラクターが好きで、ウォーリーなどの密集するキャラクターも小さい頃から好きだったそうです。
キャラクター自身の魅力や密集する楽しさ、それに加えて「コミュニケーションツールになる」という側面も、馬渕さんに取ってキャラクターの魅力なのだそうです。
例えば馬渕さんの絵をみて、キャラクターの性格や、キャラクター同士の関係を想像して、友達とあれこれ言って楽しむこと。また、キャラクターのグッズを見せたり、交換したりして楽しむこと。キャラクターにはそういった側面があります。
馬渕さんは、小さい頃友達と交換したキャラクターの便箋やメモを未だに取ってあるそうです。言われてみれば、「キャラクター」を介したコミュニケーションというのは、友人関係の中で意識していた以上に大きな役割を果たしていますね。
すでに膨大な作業だと思うのですが、それが5メートルまでいった時、このちましぃの世界はどのように広がっていくのでしょうか。見る側としては、想像するのが楽しいです。
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DF STAFF KOZUE
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