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四重奏映画館



四人の作家、四つの個性を四つのメロディに例える。
ここはギャラリーだけど、映画館であるようにとの願いを込めて、

” 四重奏映画館 ”

WEST:1-C にて開催中





本間 由佳さんの作品

ご自身が「居たい」と思う空間を制作。
宙に浮く、白く柔らかそうな物体は、水中で蠢くバブルのよう。
空気を水に置き換えて、
ここは薄い水の中。




椅子の脚元は、流れ着いた白く淡い物体。
ここが海辺であるならば、波に流され、溜まった結果であります。

しかし、ここは終わりではない。
だって輝きをまだ放っている。



飛鳥さんの作品

多数のイラストレーション作品を展示されています。
ご自身、キャプションにも綴られていましたが、
長髪の女性が多く描かれています。




人や環境を構成する要素を限りなく省略し、
描かれた作品は、また違った味わい。

頭の中で情景や出来事を補完し、
鑑賞する。

曖昧な輪郭であるからこそ出来る、鑑賞方法。
近くにあった感情が、遠く、触れない場所に置かれている。



絶 精華さんの作品

顔の形も瞳も口元も、
ふっくらと丸みを帯びた女の子たち。

お気づきになりますか?
彼女たち1人1人に与えられたきのこモチーフを。
椎茸が眼帯になったり、えのき茸が髪の一部だったり。



そんな彼女たちを形取ったグッズ。
ポストカード、ヘアアクセサリー。
こちらは展示・販売を行っております。

また同日、EAST:ART PIECE - 10 でも作品販売を行っています。
併せてご鑑賞くださいませ。



劉 文硯さんの作品。

白い地面の上に女性の頭部がある。
背景は沈んだ赤色で、ふと血流をイメージしてしまうが。
彼女の瞳を見る限り、彼女は生きているに違いない。

顔の色と地面は同色である為、
この二つは別個の物とはどうしても考えにくい。

彼女は、広く、場に根付く存在なのではないか。
そして、彼女が見つめているであろう、すぐ脇にある出来事が気になってしまう。

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8.15(木)までの公開となります。

(ぱんだ)