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Harajuku Craft Fair
会期:2021.7.4(日)〜2021.7.10(土)1週間
会場:DESIGN FESTA GALLERY EAST 101
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長く愛情を持って使い続けられるものが心を豊かにしてくれるということを、もっと多くの人に知ってもらいたいーー。そんな想いから始まった『はらじゅくクラフトフェア』が『Harajuku Craft Fair』として4年ぶりに帰ってきます!
私たちの暮らしの身近にあるものが、クリック一つでなんでも手に入る時代。
今や100円ショップですら、安価で「そこそこ」質のいいものが並んでいますよね。
でもそんな時代だからこそ、作家の手仕事によって作られた逸品は、私たちの生活を彩りあるものに、心を豊かにしてくれます。初めて手にしたときの思い出やモノに込められた想いがふと蘇ったときに感じる温かな気持ちは、きっと私たちの暮らしに潤いをもたらしてくれることでしょう。
この度デザインフェスタギャラリー原宿では、手作りの品々が集まる企画展『Harajuku Craft Fair』を開催します。
こちらのブログ記事では 『Harajuku Craft Fair』 に出展される作家15組中5組の展示レポートをご紹介します。
[B]:ミワ製靴
[C]:パルタシア
[D]:Radiant by nana fujimoto
[E]:安田 宏定
[F]:勝村 顕飛
[B]ミワ製靴
埼玉県春日部市を制作拠点に、手作りの革靴を手がけているミワ製靴さん。
こちらは、鹿革を使用したルームシューズです。
革の履物とは思えないほど柔らかな感触で、すっと足に馴染んでくれそう。
こちらは日本の固有種であるニホンジカの革を利用して制作されたもの。
以前まではこの形で革が利用されることは少なかったそうですが、自然界と社会が共に地球に共存していく循環を生み出す事を目的として革製品として生まれ変わりました。
そのほかにも、手作りの靴が数々並んでいます。
これからの季節にぴったりなサンダルは、革製品ながら涼しげなデザインで、軽量なためどこへでも履いていけそう。
イタリアンレザーを利用したルームシューズは、スリッパの形状なので室内で気軽に履けます。
家で過ごす時間は足元のおしゃれを機にすることはありませんが、こうしたアイテムがあればおうち時間も気分良く楽しめそうですね。
[C]パルタシア
歴史上の人物や神話、物語をテーマにアクセサリーを中心にしたプロダクトを制作するぱたルシアさん。一つひとつにストーリーがある、まさに唯一無二な作品が並んでいます。
中世ヨーロッパのステンドグラスを再利用したというピアスとイヤリング。
もともとの輝きそのままに、切り取り方一つでまったく表情の違う1点ものとなっています。
現代から遡ること数百年という時間を経て、美しいステンドグラスを身にまとうだなんてロマンチックですよね。
蝶や昆虫をモチーフにした刺しゅうのブローチ。
こちらも近づいて観察してみるとわかりますが、じつに精巧に、糸だけでモチーフが表現されています。
大きさは500円玉大ほどであるものの、細い糸1本1本が模様や手足、触覚など全てをリアルに描いていて、身に付けるものではあるもののこうして飾っていても見惚れてしまうほどの一品です。
[D]Radiant by nana fujimoto
彫金をメインとしてハワイアンジュエリーやカジュアルに身につけられるアクセサリーを手がけるnana fujimotoによるブランド『Radiant』。
Radiantとは「光」や「輝き」を意味する言葉で、文字通り日常に輝きを与えてくれるような作品が並んでいます。
写真のリングにあしらわれているのはアコヤ真珠。
みる角度によって輝き方や色味が違うので、シンプルながら飽きのこない、長く使えるデザインとなっています。
「ALOHA」という文字が刻印されたブレスレット。
爽やかで涼しげなデザインは、とくにこれからの季節にはオススメです。
決して主張しすぎず、自然体でどんなシーンにも映えそうですよね。
こちらも冗談は真珠を使ったピアス、そして下段は のピアスです。
fujimotoのデザインするアクセサリーはどれもシンプルだけどどことなくラグジュアリー感も演出できるアイテムばかりなので、日常使いでも晴れの日でも使えるのが特徴的。
そこにハワイアンジュエリー特有の海を想起させるような清涼感がプラスされるので、まさに夏本番を迎えたいまだからこそ手に取ってみてほしい、そんな作品が揃っています。
[E]安田 宏定
滋賀・京都を制作拠点に活動する陶芸家・安田 宏定さん。
酒器・食器など暮らしの道具から陶によるアート作品まで、幅広く手がけています。
本イベントの開催に寄せて書いたステートメントに『作家の手仕事によって作られた逸品は、私たちの生活を彩りあるものに、心を豊かにしてくれる』という一文がありますが、安田さんはまさにそんなテーマを作品によって鮮やかに表現されています。
安田さんの作品は形の美しさもさることながら、フリーハンドで着彩された点・線・曲線が印象的。
和洋どちらにも調和するデザインや、動きのある模様が奏でるリズムは、毎日の食卓を祝祭のように演出してくれます。
うつわに合わせて今日作るものを決める、そんなライフスタイルがあってもいいかも?と思わせるようなものばかりです。
安田さんの作品においてもうひとつ見逃せない特徴は、平皿のフチにさりげなく形作られたくぼみ。デザインとしても良いアクセントになっていますが、この部分を箸置きとしても使えるという、実用面も兼ね揃えた一品。酒器と合わせってちょっとした晩酌のおつまみなんか盛りつけたら、もうそれだけで私だったらもう一杯いけちゃいます。
[F]勝村 顕飛『白磁線象嵌の器』
埼玉を制作拠点に独創性の高いデザインの食器や酒器を手掛ける勝村 顕飛さん。
なんといっても特徴的なのが、遊び心のある紋様と、一度触れたら忘れられないその質感にあります。
勝村さんの作品は精緻に描かれた幾何学模様や、フリーハンドのイラストなど、どれもが独創性のある飽きのこないデザインが印象的。食を楽しむだけでなく、ただ並べて飾っているだけでも、生活空間を豊かにしてくれるようなプロダクトが揃っています。
使うときだけでなく、たとえば見せるタイプの収納棚に保管すれば、「使わないとき」も楽しめる逸品です。
これまで紹介した他に、高級感のある酒器のセットも並んでいます。
写真で伝えられないことがもどかしいですが、なんといっても手触りが本当に気持ちがいい。
丁寧に時間をかけて研磨をした表面は、触れるとしっとりとした質感で、どことなく温もりを感じます。モノそれ自体の息遣いが優しく伝わってくるような、そんな作品です。
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【展示レポート】『Harajuku Craft Fair』 part2 はコチラ
【展示レポート】『Harajuku Craft Fair』 part3 はコチラ
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