里紗+水鳥 『童植展』
2019.11.12-2019.11.14
[WEST 1-G]
新進気鋭の2名の切り絵作家による二人展が開催中です。
モノクロとカラー、平面と立体、対照的な技法でそれぞれの表現を追求されている作品は、圧巻の一言。
どの作品もじっくり近くでご覧になってください。
里紗
1枚の黒い紙からあらゆるモチーフを切り取られている里紗さん。
猫や金魚、少女や草花など、まるでペンで描いたかのような華奢な線の表現に圧倒されます。
そして、さらに目を見張ったのが、文字を切り絵で表現されている作品。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の一節を、まるで小説の紙面をそのまま取り出したような精密さに思わず息を飲みます。
さらに、文字同士が繋がっているのも切り絵表現ならでは。額選びにもこだわりが感じられます。
モノクロの中にも色彩が感じられるような、涼やかな作品に酔いしれます。
水鳥
水鳥さんは、色とりどりの紙を組み合わせ、半立体の切り絵作品を展開されています。
レイヤー状になっている紙は、よく見ると絡み合っていたり、紙の厚さを活用して絶妙な影の表現に目を奪われます。
さらに花やテグスなど、紙以外の素材もポイントで使用されており、作品の世界観をより引き立たせています。
どことなく和モダンなモチーフの作品が多く展示されており、清楚で厳かな世界観に見ているだけで心が穏やかな気持ちになっていきます。
あらゆる角度から、是非近くでじっくり鑑賞してみてくださいね。
対照的な技法で切り絵の世界を表現されているお二人。
その手法の表現の幅広さに、さらに心を奪われる展示となっております。
繊細な表現であるからこそ、是非スペースに赴いて実物を鑑賞していただきたい…！
そのプロフェッショナルな手仕事に圧倒されること間違いなしです。
本展は11/14（木）まで。
作家情報
里紗Tw：@mi_kocoa
In：＠3_kocoa
水鳥
Tw：@tkym030
In：＠tkym_030
＜スペース詳細はこちら＞
[WEST 1-G]
staff kome
