ふるやいなや 『写真と手芸と金属と』
2021.2.15 - 2021.2.20
[ EAST 102 ]
展示タイトルの通り、様々なジャンルの作品を展示するグループ展が開催されました。可愛さ、格好良さ、面白さが交じり合った作家4名による展示会です。それでは各作家さんの作品をご紹介していきます。
ふるやいなや
金属で作品を作られているふるやいなやさん。複雑な形態でキラキラ虹色に輝き幻想的な作品です。使用する金属は何種類かあり、それぞれの特徴を生かして制作されています。こちらはビスマスの結晶を作品に仕上げたものです。
大きな洞窟の入り口かのようなこちらの作品。自然の力も相まって原始的かつ未来的な不思議な立体作品です。他にもがま口やバッジも作られており常に持ち歩ける作品も販売されております。
田上よしえ
カラフルな色彩で手芸作品を作られているのが田上よしえさん。元気の出る色彩でパッチワークをされていたり、多くの小物雑貨を作られております。
髪留めやストラップも2つとない色の組み合わせで可愛いものが多く、お気に入りを選ぶ際は誰もが迷ってしまうことでしょう。また、シュールな作品や猫の作品も販売されており、可愛らしさの中にもバリエーションがあります。
香田大樹
「身近にある宇宙」をテーマに撮影されたという香田大樹さん。こちらのテーマをもとに「地球人の居ない東京」という形で作品が誕生しました。展示の真ん中に『居ぬ』と書かれた文字はとてもインパクトがあり、強いメッセージとして受け入れながら鑑賞することになります。
以前は考えることのできなかった光景が写し出されております。今では現実的な光景として理解はできますが、テーマを思い描きながら鑑賞すると、夢を見ているかのような感覚になれます。
大江麻貴
美しい雪景色を撮影されているのは大江麻貴さん。白の濃淡と青い影が創り出す世界を丁寧に捕らえています。撮影地は岩手県西和賀町。奥羽山脈に囲まれ、冬季は豪雪地帯となる地域です。厳しい寒さの中に美しさを見つけ写真に収めています。
雪国ならではの景色を私たちに届けてくれる大江さん。積雪の表面は、風で飛んで行ってしまうくらいのサラサラとした雪で光輝いています。こんな厳しい環境でも強く育つ植物たちを見ていると、自然と励まされます。
本展は各々の作家さんの作品から感じられる強いこだわりに心打たれる展示です。作家さん達もとても賑やかな方達ですので、気になる作品があればお話ししてみてくださいね!
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[ EAST 102 ]
staff:Chi