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武蔵野美術大学・パリ国立高等美術学校有志『Coordinator, Japanese and French Artists" Esprit es-tu la ? 』



武蔵野美術大学・パリ国立高等美術学校有志
『Coordinator, Japanese and French Artists" Esprit es-tu la ? 』
2018.9.7-2018.9.9
at EAST 101/201/202/203/204

武蔵野美術大学とパリ国立高等美術学校、日仏の次世代のアーティストが集う大規模な展示会がEAST101/201/202/203/204で開催中!
日本ではなかなか触れることのできないフランス人アーティストの若き才能は要注目です。

201





パリ国立高等美術学校は(=エコール・デ・ボザール)は17世紀パリに最初に設立されたフランスの国立高等美術学校。350年間以上にわたる歴史があり、建築、絵画、彫刻の分野に芸術家を輩出してきた名門美術学校です。そんな名門校のPhilippe Bennequin氏が中心となり企画されたのが本展示。

今回の展示はEAST館の101/201/202/203/204で展開されており、さまざまな形態の作品が並んでいます。


MANGEZ Victoire


武蔵野美術大学とパリ国立高等美術学校という日仏の美術学校から総勢25組のアーティストが作品を出展。作品展示だけではなくライブペインティングやパフォーマンスなど、会期中はさまざまな催しも実施されています。

写真の作品はエコール・デ・ボザールのMANGEZ Victoireさんによるドローイングの連作です。


しばた みづき

続く作品はしばたみづきさん。
パリでの生活でワインを嗜むようになり、使用済みのコルクを眺める度特別な感情を抱いたと言います。

旅に出るとそこにある土や出会った材料でつぼを作るというしばたさんは、本展示にて、パリでの生活で溜まったコルクでつぼを象った作品を展示。たいていの場合つぼには空洞があり、そこに空間があるということに想像を巡らす。そんな想像を通して日々の些細な変化について考えるきっかけとなるようにという思いが込められています。


202




202のスペースでも大小さまざまな作品が展示されています。
さすが芸術の都パリの、最高峰の学校で教える先生がキュレーションする展示。
空間づくりも非常に参考になります。


森 夕香

森 夕香さんの一連の作品は、人物の形体を崩し、緩やかに絵の中のモチーフが溶け合うような構図。
それぞれのモチーフの形体が抽象化されていますが、一つひとつの記号的特徴を抽出すると、絵の全体像が分かるというような作品です。見れば見るほど発見があります。


山本 亜由夢『bit life』

一見どういう場所を描いているのかわからないほど密度のある作品。
よーく見てみると花瓶に行けた花の絵(あるいは写真?)が無数に貼り付けられている部屋の中で、3つほどの座席が用意してあるレストランの一室のように見えます。

ただ一般的なレストランのように広さはなく、壁の装飾は無数の絵、奥行きもなく現実離れしている様子。夢の中ではよく、上も下もわからないような場所に閉じ込められたような感覚を覚えたりしますが、そんな感覚に近いものを感じます。


本日で展示は終了となりますが、この後17時から展示会場の101にてパフォーマンスが始まるとのこと。まだ間に合うかも?という方はぜひ駆けつけてください。


パリ国立高等美術学校
http://beauxartsparis.fr/en/


【出展スペース:EAST 201】
http://www.designfestagallery.com/space/east201?n=east201&sp=201&b=EAST
DF STAFF isaka