nao個展『うさぎ展 -椅子のある部屋-』
2018.9.7 - 2018.9.10
[WEST 2-D,E]
いつもじぶんに寄り添ってくれるかわいいもの。
自身の化身のように感情を表現させてくれたり、心を落ち着かせてくれたりするもの。
今回個展を開催されるnaoさんは、動物としてのうさぎ自体にはあまりこだわりはないものの、そういった自身の表現のモチーフとして、手癖のようにいつしかうさぎばかりを作り出していたと語ってくださいました。
本展にはどのようなうさぎたちが待ち受けているのでしょうか。
一部ではありますがご紹介させていただきます。
「椅子のある部屋」と題された2-Dの部屋には椅子に座った大きなサイズのうさぎのぬいぐるみが並びます。
すべて手縫いでつくられた一体一体は、まるで体温を帯びているかのような不思議な存在感。
個人的にずば抜けて目をひかれたのは「よねパー」と名付けられたこちらの作品。
毛布を素材にされていることは一目瞭然ですが、なにかその素材自体にも思い入れのようなものを感じたのです。
お話をうかがうと、やはりnaoさんご自身(とお母様)が長年実際に使用していた毛布なのだそう。
身体をあたためつづけた毛布がうさぎのぬいぐるみとして生まれ変わったというそのことがなにやらとても素敵なことに思えました。
隣の2-Eは物販コーナーとして展開されています。
こちらでは大小様々なうさぎのぬいぐるみを実際に購入することができます。
(初日にはもっとぎっしりといたのですが、開催3日目の朝にしてすでにたくさん売れていってしまった、の図です。タイミング悪くすみません…)
つがいでお家へ持って帰りたい子たちや…
なにかをぎゅっと抱きしめている姿が愛らしく、こちらも抱きしめたいよと思うような子…
そしてちいさなちいさな子たちもたくさん…。もちろんこちらもすべて手縫い。
「どの子も一応おなじ型を元につくっているのに、それぞれがまったく異なる個性をもってできあがっていくんです。おまえこんなふうになったのかあ、とか、きみは座るのに、きみは座らないんだね…みたいな(笑)」と微笑ましく語ってくださったnaoさん。
その語り口調から作品たちへの愛着がひしひしと伝わり、どのうさぎもさらにかわいらしく愛しいものとして目にうつりました。
どれも一点もののうさぎのぬいぐるみの展示会。
思い入れもキャラクターも風合いもそれぞれが異なります。
展示は明日10日(月)までの開催です。
どうぞお見逃しなく!
horiuchi nao
URL: http://r.goope.jp/bysb-ysim
twitter: @ysim138
【展示スペース:WEST 2-D,E】
staff satomi