カメラ係
『砂時計と記憶』
2022.4.29 - 2022.5.1
[WEST 1-A]
カメラ係さんによる最新の個展『砂時計と記憶』が1-Aにて開催中です!
ノスタルジックな青、そして荒い画質が砂に見えたことから「砂時計と記憶」というテーマになったそうです。では、一部をご紹介します!
まず、部屋を入って目に入るのは短編の小説です。
物語の主人公は秘密機関で砂時計を見張る仕事をしています。ですが、もの探し中の老人と仕事部屋で会話をしたことから部署を異動させられます。
短編ですが、引き込まれる完成度の高い小説でした。
流れていく砂時計のように、塗り替えられていく記憶を表現した写真が数多くならびます。
カメラ係さん特有の青い写真たちです! 今回は全体的に荒い画質が特徴的です。
小説とリンクさせると、写真たちは老人の記憶または主人公の記憶とも受け取れます。
最終的には部屋の隅の椅子から写真を眺めます。俯瞰して見ることで写真が流れていくように見え、さらに記憶が去っていく印象が強まります。
物語の主人公が移動中の電車から見る世界と重ねて鑑賞できる演出になっています...!!
テーマや空間を駆使した、感慨深い展示でした!
これからも活動に期待したいですね!
カメラ係
https://twitter.com/cameragakari
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[ WEST 1-A ]
STAFF:tomo
STAFF:tomo