西田 佳音
『ムシ展 -NISHIDA Kanon Exhibition-』
2022.3.22 - 2022.3.24
[WEST 1-B]
武蔵野美術大学在学中のアーティスト、パフォーマーである西田さん。
「死ぬことを夢見る」というコンセプトだけを聞くと、少しゾッとしてネガティブな印象を受けますが、その展示内容と西田さんの表現はどのようなものなのでしょうか。
展示の様子をご紹介します。
真っ白な衣装からこぼれ落ちる臓器、骨ばった身体、足元に垂れた経血のようなもの。どの作品も身体をモチーフにされているようで、それらはストレートに死を連想させるものではなく、生きている人間ならではの機能を改めて考えさせられたり、暗い雰囲気にもどこか生命力を感じたり。生きることについて向き合った西田さんならではの表現です。
誰でも、どの生き物も、いつか迎える死。それはいつ訪れるのかは分かりません。生きたまま明日を迎えることができるのか不安な気持ちのまま眠る人もいます。
死ぬまでにやりたいことや行きたい場所、食べたいもの、誰でも考えたことがあるはず。「死を夢見る」ことは明日を楽しく生きるために必要なことなのかもしれません。
展示は本日まで。
[使用スペース WEST 1-B]
staff Hiyori
