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F0号展vol.2 - Smallest Art Exhibition vol.2 -
2020.10.4(日)〜 10.31 (土) 4週間
DESIGN FESTA GALLERY EAST アートピース
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アートの最小規格である「F0号」サイズのキャンバス。
サイズは140mm × 180mm と、アートに馴染みがないと言われる日本の住空間においてもアートを気軽に生活に取り入れられる、とても親しみやすい規格です。
絵画全般に用いられる木製パネル、F規格の中で最も小さい0号。
小さいからこそ、その四角の中には作品の魅力が凝縮されます。
10/4(日)から約1か月に渡り開催される『F0号展vol.2』では、3月に開催された前回に引き続き、最小のフレームから無限に広がる表現の数々が多数集まっています。
こちらのブログ記事ではF0号展に出展する作家18組中5組( EAST アートピース「13」〜「19」)の作家による作品をご紹介いたします。
13.庄司裕佳
14.田中ちひろ
15.Kuma-yoshi
16.ANNIE ALLEN
17.OKAPIIKO
18.藤江慧
19.WA_Lyricism
『F0号展vol.2』展示レポート
♦︎Part.1はコチラ
♦︎Part.2はコチラ
13:庄司裕佳
ドローイングや習作を中心に展示販売をされている庄司裕佳さん。油絵具で描かれているようにも見える作品群は、全てアクリル絵具で制作されています。
人々の何気ない日常を切り取ったような作品数々。少しぼんやりとした印象で描かれている印象は、どこかノスタルジーを感じさせ、幼い頃の風景を想起させます。
日常のあたたかさや尊さを感じられるのではないでしょうか。
14:田中ちひろ
ハンガリーの毛糸刺繍を現地で学び、日々制作活動を行われているという田中ちひろさん。
グラデーションと丸みを帯びたパターンが非常に美しい作品の数々は、「キャンパスを使う=絵を描く」という概念を見事に覆します。
温かみのある配色が柔らかい印象を与え、少しずつ寒くなってきた季節に温かみを与えてくれます。
是非近くでじっくり鑑賞していただきたい作品群です!
15:Kuma-yoshi
美術大学で日本画を学ばれているKuma-yoshiさん。今回は日本画作品の他に、版画とコラージュ作品の計3点を出展されています。
くらげやねこなど、柔らかいモチーフの中でも技法や配色によって印象が異なり、F0号の小さな世界観に広がりが感じられます。
細部まで丁寧に細かく彩られた色彩の重量感はとても軽すぎず、重すぎない、絶妙なバランスで見れば見るほど引き込まれます。
instagram:@hobbits_kuma
16:ANNIE ALLEN
今年1月に当館で開催された『にゃんこ展9』にてとてもかわいらしいにゃんこだるまの立体を展示されていたANNIE ALLENさんの作品は、やはり立体!
恐竜のような、はたまたモンスターのような奇妙でそれでいて愛嬌たっぷりのキャラクターたちがにょきっとキャンバスから飛び出した!
目があったら最後、思わず頬が緩んでしまいますね♪
にゃんこ展9でのANNIE ALLENさんの展示の様子はこちらから♪
17:OKAPIIKO
擬人化された動物たちや、エスニック感を感じる女の子たちの肖像まで、同じアングルで描かれた作品がずらり16点展示されています。
紳士なくまや農作業着のおさるさんなど、それぞれの肖像がずらりと並ぶことで、どことなく種族や性別を超えた共生の尊さも感じられます。
じっとこちらを見つめる動物たちの優しくて可愛らしい印象に、こちらまで胸がほっこりしていきます。
18:藤江慧
シンプルに1点のみ出展されている藤江慧さんの作品は、非常に緻密で着色が非常に美しい《法輪の習作》。
F0号の小さなキャンバスとは思えない作品の重厚感と奥行きは、あっという間に鑑賞者を神秘的な世界に導きます。
個人的に、子羊の蹄や瞳の透明感、そしてふわふわであたたかそうな毛の対比まで細やかに再現されており、どこの部分を切り取ってみても時間を忘れて見入ってしまいます。
19:WA_Lyricism
F0号の木パネルに、短い詩やテキストがシンプルに印字されている本作。
“思考の絡まりは叙情的世界を形成する”をコンセプトに作品制作を行われているWA_Lyricismさんご自身が詩を書かれています。
今自分自身が置かれている状況、その日その時によって、この言葉たちがどのようにあなたの心に突き刺さるでしょうか。
この言葉たちの前に立った時、ゆっくり自分の心と対話してみてはいかがでしょうか。
展示レポートPart.2はコチラ
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staff:kome