かにくみーとい／imanano／besa／小牧／賀賀貴貴 『4or5』

かにくみーとい／imanano／besa／小牧／賀賀貴貴
 『4or5』 2022.2.28  -  2022.3.2
[WEST 1-F]

立体・平面系デザイン科の学生5名による、放課後をテーマにしたグループ展が開催されました。放課後といえば夕方の4時から5時ということから、「4or5」という展示名になったのだそう。
5名それぞれが表現される放課後とは…。展示の様子をご紹介します！

かにくみーとい

デジタルでイラスト作品を描かれているかにくみーといさん。
一人の帰宅時間を切り取ったシーンが描かれています。人物の周りにはDNAの螺旋構造が人物を誘導するように描かれていたり、架空の生き物（?）が人物の顔周りに出現していたり。（小さくてカラフルでかわいい…！）それでも少女は1人だけの時間に没頭しているようです。

imanano

直線と曲線のバランスが気持ちのいいimananoさんの作品。「みんなここにいる」というタイトルが安心感を与えてくれます。
夕方から夜に移り変わっていくような背景のグラデーションが印象的です。

besa

「かえりそら」と題された5つの作品。
季節や天気によって見える景色は随分と変化していきますよね。オレンジ色の夕焼けが綺麗だったり、夕方なのに日が延びて青空が広がっていたり。1日が終わる準備を迎えて切なくなる様な時間を丁寧に描かれています。

小牧

主に粘土や裁縫、針金などで立体作品を作られている小牧さん。見たことあるようで、きっと架空の生き物が並んでいます。机上にある「記録」には、その生き物の生息地や特徴が書かれていますので、こちらも合わせてご覧になってみてください。きっと私たちが気づいていないだけで、この生き物たちは小牧さんの世界だけでなく、私たちの放課後にも現れていたのかもしれません。

賀賀貴貴

絵やアニメーションなどを制作している賀賀貴貴さん。本展示ではアナログの小作品を展示。
日常的な場面や景色であるはずなのに、賀賀貴貴によるハイセンスで鮮やかな配色で非日常を感じさせられます。

学校を卒業すると、「放課後」と呼べる時間がなくなります。
その切なさと、当時過ごした放課後の懐かしさを感じ、さらに5名の学生たちによる誰のものでもない放課後を覗いて楽しくなる、不思議な空間でした。

展示は本日3/2（水）まで。

4or5
HP▶︎https://4or5exhibition.studio.site/
Twitter▶︎@4or5_exhibition
instagram▶︎4or5_exhibition

かにくみーとい
Twitter▶︎@kanikumitoi

imanano
Twitter▶︎@imananooo
Instagram▶︎imananooo

besa
Instagram▶︎ k0m41nu

小牧

賀賀貴貴
Twitter▶︎@kakakikiworks
Instagram▶︎kakakikiworks

[使用スペース WEST 1-F] 

staff Hiyori