呉一と韓錫武
『二人展』
2022.3.15 - 2022.3.17
[ EAST 102 ]
今年、美大を卒業されたというお二人によるグループ展示。
立体作品と日本画作品の全く異なる表現が印象的でした。
呉一
大学で立体物を専攻されている呉一さん。
「纏う」をテーマに制作された今回の作品。
感情を色で表現したと言う。
女の子もご自身で制作したものだそうで、ポップなカラーのコントラストがとても綺麗です。
女の子は作家さんのイマジネーションから生み出されたそう。
無表情の真っ白な女の子から飛び出るポップなカラーの感情達、対照的な色使いが印象的でした。
こちらの作品も感情をイメージなさっているそう。
ワイヤーやモール、粘土などいろんな素材から作られた作品で、その細かさは圧巻。
全て手作業で制作されたという。凄い。。
制作期間は半年ほどで、卒業制作のために制作されたそう。
存在感がとてもあり、部屋に入った瞬間、その大きさと色合いに目を奪われました。
同じワイヤーでも、太さや巻き方によって全く異なる表情を見せています。
ワイヤーは硬い素材で、チクチクしたようなイメージがありますが、編み方を変えると繊細で優しい表情に一転。
編むことは彼女にとって安らぎを感じるものなんだとか。
その安らぎの気持ちが作品に現れているのか、どこか暖かい印象を受ける作品でした。
韓錫武
特にテーマやイメージは設けず、その時その時の自身のイマジネーションで制作されているそう。
日本画を専攻されている韓錫武さん、岩絵具を使用して描かれています。
写真では伝えられないこのザラザラ・キラキラした質感、、是非生で見て欲しい。
オレンジという一言では表せないこの色、人肌のような生暖かさを感じる絶妙な色合い。
テーマは設けてないとおっしゃっていましたが、私には生命的ななにかを感じました。
お花のモチーフもよく使われていて、こちらのお花も実在しない想像のものだそう。
なんだか作家さんが作り上げたファンタジーの世界に迷い込んだような気分になりました。
お二人の展示本日最終日です!
お見逃しなく。
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[ EAST 102 ]