Goya 『YAWN』
2021.7.30 - 2021.8.1
[WEST 1-A]
イラストやハンドメイド、アニメーション制作など、幅広く活動されているGoyaさんの個展が開催中です。ペンと水彩で描かれた、不思議で可愛らしい作品をご紹介いたします。
今年の3月にはSNSを通じて出会ったアーティスト4名でグループ展をされたGoyaさん。
その時と同スペースでの個展です。不思議だけど日常的な、ファンタジーなのにリアリティのあるGoyaさんの描く世界をより一層お楽しみ頂けます。
Goyaさんが描くのは、黒い布を全身に覆い、マスクを付け、正体が隠された"彼"ら。
そんな彼らの日常を覗いた作品の数々には、彼らに人間らしさを確かに感じるものがあります。彼らの気持ちや行動を想像して、彼らを鑑賞者自身に置き換えてしまうような、不思議と共感する作品もございます。
密度の高い線画作品。暗い森の中で見る月が優しく光り、ちょっぴりセンチメンタルな気分になります。
なんとなく寂しくなる夜や、訳も分からず涙がこぼれる夜、この世界に自分だけ取り残されたような真っ暗な夜に、このように優しく抱きしめてくれるような月光は希望のよう。
何者か分からない骨の側で月を見上げる彼に、どこか切ない空気感が漂います。
美しいポピー畑を歩く彼。抱えたポピーは大切な誰かに渡すのでしょうか。
1枚の作品から、どのように物語が続いていくのか想像するとわくわくしますね！
こちらはデジタルで描かれたカラフルなイラスト！Goyaさんは毎日ツイッターに作品を載せているようです。
綺麗なものや美味しそうなものをみて笑顔になったり、動物に懐いたり、悲しんでいる人の頭をそっと撫でであげたり。
顔の見えない、得体の知れない生き物であっても、人間と同じように生きていて、優しい心を持っている彼らの姿に自然と心が和らぎました。
展示は8/1（日）まで。
作家紹介
https://twitter.com/Oliver11_record
[使用スペース WEST 1-A]
