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猫のイラストもりだくさん。
コイケさんとげんごろうさんの二人展です。
コイケさんの作品。
ほとんどの猫、視線がちょっとズれているんです。
ふくよかな顔、つっつきたくなる。
指先をさしこんだら、ふにふにしそう。
何度つっついても、たぶん、表情は変わらないと思う。
こんな表情なのに、堂々としている。
壁に貼りつけになった猫は、
こちらを見ている・・・のだろうか。
見てないかもしれない。
自分の世界に没頭しているのだと思う。
完全なる内。
「何をしているところ」です。
そんな説明さえもいらず。
現状にのたまう姿を楽しみましょう。
僕が一番好きなのはこの一枚。
串に刺さった魚を取り上げて、
\デデーン!/
串を川に向けて、ざくざく突き刺して、捕獲したのかしら。
自慢とかじゃなくて、自分の腕に惚れ惚れしているのかも。
後者の方であって欲しい。
どうしようもなくニヤニヤしてしまう。
げんごろうさんの作品。
瑞々しい、潤いのある瞳。
猫の美しい素顔を切り取っている。
何をしている瞬間とかではなく、
素直に、その佇まいを真正面から捉えている。
とにかく美人な猫ちゃん大集合!
おすまし顔、ちょっとびっくり目を見開いた子などなど。
ガラス玉のような瞳。
瞳のちょっとした具合で、印象は大きく変わります。
口元の微妙な開き、顔の傾き。
幾重にも散らばる印象の粒が描き混んであります。
デフォルメというよりは、抽出からの強調。
生の猫の愛らしさを絵から受け取ってみてください。
展示日程 2012年01月08日(日) ~ 2012年01月14日(土)