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いぶか。, 里見和功, 柿境泰輝(AKI SPRAY PAINT) 『ていねいに生きていく』

いぶか。, 里見和功, 柿境泰輝(AKI SPRAY PAINT) 
『ていねいに生きていく』 
2020.10.2 - 2020.10.4
[WEST 1-D]


SNSで知り合ったといういぶか。さん、里見さん、柿境さんの3名による、3回目の3人展。
1年前の展示と変わらない部分、変化のある部分、3名それぞれの今の表現をお楽しみください。


青色の美しいグラデーションが印象的なのは、スプレーアーティストの柿境さんの作品。
スプレーを用いて光と色のグラデーションを作り、その幻想的な世界に引き込まれます。

夜から朝になるような、時間と景色の境界線のない一瞬の変化をスプレーアートで表現されています。切り取られたその一瞬の景色の美しさに気づけるように、忘れないように、というメッセージが込められているように感じました。


こちらは絵画のアクセサリー。ペンダント、ストラップ、ブローチ、かんざしがございます。
柿境さんのスプレーアート作品を身につけられるアイテムです!




続いてはいぶか。さんの作品。前回の展示ではいぶかさんのお好きなザリガニが描かれた作品が多数展示されましたが、今回は日常を描いた穏やかな作品が並びます。


描かれているのはご友人かご家族でしょうか。親しい人たちと過ごす何気ない時間が尊いものであったりしますよね。当たり前のように存在している人や時間は、他に代わりとなるものがない大切なものであることを改めて身にしみて感じた作品です。




最近描いた絵を全て展示している里見さんの展示スペースは、壁を覆う程の作品数に圧倒されます。



「自分のことをそのまま絵に描いている」と話してくださった里見さん。
ひとりでいる時、そうでない時もなんだか虚無に襲われて哀しくなってしまったり、考えごとや悩みが尽きなかったり、自分のことは誰も理解してくれないと思ってしまったり、そんな夜が訪れる人にとって、里見さんの描かれる作品はその人のことをも映し出しているのではないかと思います。


人物の表情や不安定な線から少しの切なさを感じますが、多くの色を使った鮮やかな画面には希望が含まれているようにも感じます。

テーマはあえて設けず、好きなことと向き合って、それぞれの世界観を表現された3人展。
3名の表現をお楽しみください。

展示は10/4(日)まで。


出展作家


いぶか。

里見和功 

柿境泰輝

[使用スペース WEST 1-D]

staff Hiyori