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夜去 『瞬/365』




夜去
『瞬/365』
2020.8.3-2020.8.9
at WEST 1-F

3人の作家からなる写真グループ 夜去 の写真展。
ここに並んで入るのは全て、使い捨てカメラの写ルンですで撮影されたもの。

1年を通して記録されたそれぞれの日常が、時間の経過とともに残されています。




冬夜さん、了さん、卯月沙梨音さんからなる写真ユニットの夜去。

今回の展示では、2019年4月1日から2020年3月31日まで、3人がそれぞれ使い捨てカメラ「写ルンです」を使って日々記録してきた写真が、時系列で並んでいます。




スペースではご覧のように、カレンダーを再現した展示レイアウトで、日毎の写真が並べられています。

こうやってカレンダーを眺めていると、「自分はこの日、どんなことをしていたっけ?」と自分の日常とも重ねて見たり、いろいろな想像ができる展示方法となっています。




ご存知の通り「写ルンです」は使い捨て式、軽量でコンパクトなのでふらっと散歩をしにいくというような時にも気軽に持ち出せるフィルムカメラ。そのためか、肩に力の入っていない、本当に何気ない些細な日常が写真に収められています。

特にコロナ禍で気兼ねなく遠出する機会が少なくなって現在は、自分を取り巻く環境や世界がどうしても狭くなりがちです。そんななか、こうして誰かが過ごした日常を垣間見ることは、視界を広げてくれますね。




展示会場には1日1日の短い日記も読むことができます。
写真だけではなく文章でよりリアルに、写真の中にある日々を追体験してみてはいかがでしょう。




2019年4月1日から2020年3月31日までの1年間、とくにその最後の最後の2週間で世界は一変してしまいました。こちらは2020年3月の1ヶ月間の記録です。

写真から見える景色はコロナ禍といえど劇的に変わったわけではありませんが、例えば街並みを写したスナップに捉えられた人々が皆マスクをしていたり、当時の空気感のようなもを感じ取ることができます。




365枚+αの作品が並ぶ見応えのあるこちらの展示は、8/9(日)まで開催中です。



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プロフィール

夜に去る/夜が去る/夜は去る/夜へ去る
他者と私の境界線。
闇に向かってゆくのも闇から抜け出すのも己の選択次第。
冬夜(@toya_shimeji)/了(@ryo_dazodd)/卯月沙梨音(@uzuki_sarine)による写真ユニット。

展示コンセプト

何気ない一日を、一瞬を、どれだけ憶えていられるだろう。
使い捨ての日々の中で、瞬きを数える。
いつかは忘れる色、音、温度。
そんなものの集積。
365日を写ルンですで切り撮った写真展。

【出展スペース:WEST 1-F】