中央大学理工学部写真会 『卒展』
中央大学理工学部写真会 『卒展』
2020.3.6-2020.3.12
[EAST 201/202]
中央大学理工学部写真会による卒展が本年度もDFGにて開催中です。
ダイナミックに穏やかに、個々人のコンセプトや作風が力強く表現されており、写真表現の奥深さを感じられる本展。
一部になりますが、展示の模様をご紹介いたします。
ご当地の好きな場所を撮影されているというこちらの作品群。統一して一本道を撮影されていることがわかります。
広角に撮影されており、街や自然によっても道には様々な表情がうかがえます。
穏やかさや自然の壮大さ、そして都会のスピード感のようなものまで、道ひとつとっても様々な情景のバリエーションにハッとさせられます。
車のテールランプ、街灯、信号、店看板…夜の街は様々な「光」で構成されています。
ぼんやりと映し出された景色は美しく、まさにタイトル通り《光化粧》が施されています。
視力が悪い人間からすると、夜の街明かりを裸眼で見ると光だけが抽出され、それはそれは美しく見えるのです…
風景写真を全てモノクロで撮影されている方も。
滝のしとやかなイメージも、モノクロで撮影されるとその木々の緑の深さや荘厳さにじりじりとした緊張感が伝わります。
近くでじっと鑑賞するからこそ伝わる風景の繊細さを改めて発見させてくれます。
インスタレーションのように蛇口の写真を展開されている方もいらっしゃいました。
《飲み水》と題された本作品群は、街にある何の変哲も無い蛇口。
「飲み水」としての役割を担っているこれらの蛇口がメッセージしているものは一体何なのか。
作品の前にある「足跡」の上に立ち、その概念に対峙してみてはいかがでしょうか。
同写真会は、定期的にDFGで展示会を開催していただいておりますが、本年度の4年生はいよいよ最後の展示。
同会での活動の集大成も、秀作揃いでさすがの一言に尽きます。
学生生活の様々な想いが詰まった、とても素敵な空間となっておりました。
本展は3/12(木)まで。
<スペース詳細はこちら>
[EAST 201]
[EAST 202]
staff kome