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Gradua-rt-ma-te 2012


Gradua-rt-ma-te 2012
2020.2.22  -  2020.2.24
[ WEST 1-D ]

学生時代にアートサークルで活動されていたという8名により開かれた展示会です。卒業後アートを続ける方や辞めてしまう方がいますが、数年を経て再度展示会を開くことにされたそうです。様々な経験をされた後に生み出される作品は、どのようなものになるのでしょう。それでは、各作家さんの作品をご紹介します。



takei umi



テキスタイル作品を手掛けているtakei umiさん。「白にはもどれない?」というタイトルが付けられた作品は、先に濃い色で染めたものを漂白した作品だとのこと。この2段階の工程によって複雑で美しい模様が表れています。


草 真奈美



草 真奈美さんはデッサンを描き続けているそうで、最近描かれた作品を展示されています。普通のデッサン作品ではなく、背景はタイルの壁のような模様が水彩で描かれており、白黒のデッサンが華やかな印象へと変化しています。


よしだひろよ



切り絵のような作品を手掛けるよしだひろよさん。よく見るとペンで描かれた作品です。細かな模様と日本特有のモチーフにより和の美を美しく表現されています。以前はモノクロ作品を主としていたようですが、最近は色味を加えて制作されているようです。どちらも涼しげな印象で素敵です。


セキ田 ゆかり



セキ田 ゆかりさんは、柔らかな色味の絵画を描かれています。デザイン的な構成が魅力的です。また焼物もされており、土本来の色を生かした作品を作られています。焼物を絵に変換した作品もあり、二つの作品を比較することでそれぞれの特徴をわかりやすく感じさせてくれます。


shun



今回、写真を撮影されているshunさんは、童話「シンデレラ」をモチーフに現代を生きる女性の夢を作品にしました。キラキラとした街中で輝く女性と、静寂とした公園で過ごす女性など、日常的な部分を切り取ってシンデレラを表現されています。


大谷 朝子


大谷さんは女性をモデルとした絵画作品を制作されています。モデルはどこか遠くを見ているような目で、どんなことを考えているのか気になってしまいます。落ち着いた色味の絵画で、額縁も絵で使用された色で塗られたそうです。額縁含めて一つの作品となっています。


和田 たかまさ



和田たかまささんは、13年前に描いた作品と一緒に最近の作品を展示されています。13年前と比べると様々な技法を習得されたそうで、水彩、ペン画、版画、色鉛筆、切り絵、クロスステッチ、羊毛フェルト、コラージュなどなど、それらの技法を集約して今回は作品を作られています。今後も新たな挑戦が始まるのでしょう。


@micchaso


@micchasoさんは優良株をテーマにコンセプチュアルな作品を作られました。優良株のことをブルーチップと呼ぶことから、実際に形として表現されています。「価値」に焦点を当てた深く考えさせられる作品です。


何年経ってもアートが好きな仲間がいるということは、クリエイトする者にとってとても羨ましいことだと思います。ついついそんな仲間探しを始めたくなってしまう展示会です。


スペース詳細▽


[ WEST 1-D ]

Staff Chi