『アタッチメント』
2019.12.20-2019.12.22
[WEST 2-A]
多摩美術大学油画専攻に在学中の4名によるグループ展が本日最終日となりました。
学内で同じアトリエを使用しているというみなさん。
同じ空間でそれぞれが思い思いに制作してきた作品群が絶妙にゆるく穏やかな展示空間の中に陳列します。
一部にはなりますが、展示の模様をご紹介いたします。
右を見ても左を見ても、ザリガニ!
あふれんばかりのザリガニ愛がぎゅぎゅっと作品に込められています!
よく見るとザリガニは身体と同じくらいハサミが大きく、身体がぽってりかわいらしい。
見ているうちにどんどんザリガニのことが愛おしくなってきます…!
木製パネルの素材を活かした作品も。
共通の赤のカラーリングが目を引き、どこか日本的な印象も感じられます。
水槽を描いた作品は、和モダンな印象もありながら水槽という近代的なモチーフを用いていることで、心地よい違和感を感じることができます。
清涼感もあり、どこからか風鈴の音が聞こえてきそう。
ポートレイトを中心に展開されている方も!自画像であったりお母様の顔であったり、ペットの顔であったり。
比較的無表情な「顔」を切り取っていながら、カラーリングなどからどのような人物像なのか、想像が膨らみます。
個人的に、飼い犬のわんちゃんの表情が絶妙でなんとも言えません…!
花を抽象化して表現されているこちらの作品群。
大胆な配色のものから、シンプルで落ち着いた配色のものまで多岐に渡ります。
いずれも静物でありながら、明るさや激しさやしとやかさといったものがそれぞれで表現されており、そこにはあらゆる感情が込められているよう。
そこにただ佇む花たちは、私たちに何をメッセージしているのでしょうか。
各々が同じアトリエの中で、マイペースに自由に作品を制作されていることがよくわかる展示空間となっております。
静かで、しかし緩くてゆっくりとした時間ごと体感されてみてはいかがでしょうか。
本展は本日12/22(日)まで。
出展作家
いぶか。大泉優香
Lisa
SHIINA.K
小林ひかる
<スペース詳細はこちら>
[WEST 2-A]
staff kome