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都内大学美術部 『祈り展』



都内大学美術部 『祈り展』
2019.12.20-2019.12.22
[EAST 304]

学習院大学、上智大学、東京女子大学、東京農業大学、立教大学の都内五大学からなる美術部による展示会が開催中です。 テーマである「祈り」は、部員の様々な手法によってあらゆる表現がなされています。 1作1作に込められた「祈り」の形とは。


油絵、ペン画、デジタルなど、手法も十人十色でバラエティ豊か。
ふんわりとしたイメージのものから、哲学的なイメージまで、繊細で清らかなテーマの中にも、部員それぞれの視点が感じられます。
 少しにはなりますが、作品を紹介させていただきます。


こちらの二人の天使がハグをし、戯れ合っている様子を描いている作品は、見ているだけで微笑ましく、優しく温かい気持ちに。
柔らかなグリーンがその純粋で清らかな印象を強調しています。


こちらの《八百万》と題された作品からは、合掌された無数の手が太陽を仰いでいることがわかります。
 宗教的な印象を強く感じられる作品ですが、ペン画で描かれた手の無骨さや力強さから、強い信仰心も感じられます。
モノクロームでありながら、色彩感を強く感じられる作品ですね。


1本の赤い蝋燭が静かに灯っている様子を表現している作品も。
そのイメージからは寂しさや温かさ、切なさなど、人の様々な感情が感じ取れるよう。
時に道導ともなる蝋燭の灯りは、人々の救いの象徴とも言えるアイテムなのではないでしょうか。


柔く美しく、時に力強い様々な『祈り』。 静かで美しいそのモチーフからは、学生さんたちの想いと優しさがじんわりと感じられます。 清らかな空気が吹き抜ける空間へ是非足をお運びくださいませ。

本展は12/22(日)まで。

<スペース詳細はこちら>

[EAST 304]

staff kome