このブログを検索

May Lee, Kinga Mattern, Wolf Elvin, Renny Applin, Kanoko Okuwa, Saya Hirayama, Emi Hirayama 『Art on a budget』



May Lee, Kinga Mattern, Wolf Elvin, Renny Applin, Kanoko Okuwa, Saya Hirayama, Emi Hirayama
『Art on a budget』
2019.10.21-2019.10.23
at WEST 2-A, 2-B, 2-C, 2-D

同じインターナショナルスクールに通う高校生(!)8人による自主企画のグループ展がWEST 2階の4つのスペースにまたがり開催中。
「高校生」という先入観は捨ててご覧ください。





絵画、写真、インスタレーション、映像などなど、さまざまな形態を横断して展開されている本展示。インターナショナルスクールの同級生8人が費用面から展示構成まで全てを自主的にマネージメントしています。

2-Aのスペースでは写真、絵画などの平面作品が展示されております。
こちらの画像の写真作品はEmi Hirayamaさんによる『Film Series』。
フィルムで撮影された作品ですが、撮影ネガに何らかの手を加え変容させ、そのネガをスキャニングすることで独特な世界を表現しています。ゆがんだパーフォレーションやスクラッチ痕と見られる、写真というメディアでは通常見られないような「手が触れた形跡」がプリントにダイレクトに現れています。




こちらの写真はWEST 2-Dの展示風景。
イラストレーションを展示しているのはMAY LEEさん、奥のインスタレーション作品はあKINGA MATTERNさんによるもの。

KINGA MATTERNの作品は音と映像、写真をミックスさせたインスタレーション。中心にある赤いオブジェにはスマートフォンが仕込まれていて、それにより音と映像を再生しています。またMAY LEEさんの作品も、壁面に整然と並んでいる平面作品だけではなく、部屋の照明を落とすとプロジェクターから映像が壁面に映し出されます。撮影の都合で完全な形で作品を紹介することができませんが、あらゆる情報が視覚聴覚を使って鑑賞者にインプットされていくという仕掛けがなされてます。




場所をWEST 2-Aに戻して、こちらはKANOKO OKUWAさんの絵画作品。
思わず立ち止まらずにはいられないほどのはっとするような力強さを備えた作品です。

フェミニズム、人とAIとの関係など社会的なテーマにも取り組んでいる今回の展示。
赤と黄色の色使いは炎を連想させ、そのベースを知らないでも、この作品には芯の強い、凛とした女性像が凝縮されているような、とても説得力のある作品です。



高校年代ですでにこれだけのものを作ってしまう8人には今後も大いに注目したい、そう思わずにはいられない展示です。本日が最終日となります。


【 展示スペース WEST 2-A 】


written by isaka