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舶来写真機の会 『情景』

舶来写真機の会
『情景』
2019.2.10-2019.2.13
at WEST 2-D

舶来写真機=海外製のクラシックカメラを嗜む三人組によるグループ写真展。
時代を超えてもなお人気の高いライカなどのクラシックカメラから現代のデジタルカメラまで、さまざまなカメラで記録された写真が並んでいます。






高校時代にtwitterを介して繋がった写真・クラシックカメラ好きの橋本 拓未さん、高山 大輝さん、加藤 晃介さんの3人による展示。橋本さんは神戸から遠征して参加されているそうです。

冒頭のカラー写真とこちらのモノクロの作品は橋本さんによるもの。
写真好きであれば一度は憧れるライカを使って収めた写真たちです。
旅行の折にとったという街の様子は、異国であることとフィルムのビビッドさもあって日常のものと思えない鮮烈さが印象的です。

モノクロの作品は、社会人になったら暗室を作りたいという橋本さんが手焼きした銀塩プリント。黒の締まった銀塩らしい質感の作品です。




こちらもライカの使い手、高山 大輝さんの作品。
高校生から写真を、それもフィルムカメラを使って始めたというだけあって、もうこの時点でベテランの味というか、街を切り取る視点が面白い。

真ん中の画面が二分している写真はその象徴とも言えるカットです。
始めはハーフカメラで撮影したものかと思ったのですが、これは夜景の覗く窓の外と建物の中がちょうど半分ずつ映るような構図を探し撮影をしたものなのだそう。

壁一枚を通して隣り合っている空間とはとても思えないような、異世界を覗き込んでいる感覚すらしてしまう不思議な作品です。




最後はライカを始め、富士フィルムX100Sやソニーα7などデジタルカメラまで幅広く活用する加藤 晃介さんの旅情あふれる写真たち。

今回展示されている写真はドイツを旅した時のもの。
日本にいるときには目を向けないような車窓から見た何もない田園風景、旅先に暮らす人々の日常など、優しい視点で捉えられたスナップ作品です。




35ミリという街撮りするにはちょうどいい画角で収められた風景。
なんだか自分も異国を旅しているような気分にさせてくれます。
この夏は絶対に海外へ写真を撮りに行こうと決意した筆者なのでした。


写真好きや旅すきにはたまらない本展示は2/13(水)までの開催となります。
ぜひお見逃しなく!


【使用スペース:WEST 2-D】