2019.1.28-2019.2.3
[WEST1-B]
ポップさがありながらもどこか不気味さが漂い見れば見るほど引き込まれる、
そんな作品を描く3人の展示が開催中です。
若さゆえの鋭さで捉えられ、表現された作品たちをどうぞご覧ください。
こちらは藤井さつきさんの作品。
果実だったり、風景だったり、陶器だったりと様々な画像を印刷した紙をコラージュする
ことにより、人間のような不思議でユニークなキャラクターが生み出されています。
画面上のキャラクターがどんな素材のもので構成されているか注目すると
よりキャラクターの性格が想像できるようで面白いです。
お次はPANAPANAさんの作品。
まるでアメリカンコミックやカートゥーンアニメに出てくるようなポップでかわいいキャ
ラクターたち。
しかし彼らは血まみれだったり、皮を剥いだ下にはおどろおどろしい生物が住んでい
たりと、不気味な様相を呈しています。
かわいいのにどろっとした人体の臓物や血肉を想像させるディティールが
どことなく気持ち悪く、見れば見るほど襲いくる相反する感情に脳が揺さぶられます。
最後は小林弘美さんの作品。
独特な視点で、野菜と人をモチーフに現代への皮肉とも取れるような作品を描いています。
印象的だったのが、玉ねぎの頭を持つ人物がぽつんと立つ作品。
玉ねぎは皮が幾重にも重なる構造をしています。
まるでその人物の心の厚さを表しているようにも見え、思わず魅入ってしまいました。
会期は2/3まで、どうぞお越しください。
作家プロフィール
藤井さつき @satsuko0502PANAPANA @87sukiyaki
小林弘美 Instagram:flts8831
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