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JUKI・揶揄・りんご 『3人展 Δ』



『3人展 Δ』
JUKI・揶揄・りんご
2018.9.28 -  2018.9.30
[WEST 1-G]

とある展示をきっかけに意気投合した3人の作家によるグループ展『3人展 Δ』が開催中です。
立体・イラスト・染色という全く異なるジャンルで活動されている三者三様の作品を
どうぞお楽しみください。
ほんの少しですが、展示の様子をご紹介いたします。







渦巻き模様が特徴的な作品は立体作家であるJukiさん(@Mt_Juki)。
動物や空想上の生き物などをテーマに作られた作品が主に展示されています。
まるで精霊のようなキャラクターたちがとってもキュート。

制作する際は、最初から作りこまず、ざっくりとしたラフから入り、手を動かしながら、
テーマとするものにあったパーツを加えていくとのこと。
どの作品にも入っている渦巻きは当初狙って入れたわけではなく、気づいたら模様として必ず入れていたそう。今では、Jukiさんの特徴として知られるようになったそうです。

オリジナル性を確率することは簡単そうに見えて、意外に難しいものです。
それを無意識にやってのけるJukiさん、天性としてのアーティストの才能を感じます。





フリーイラストレータとして活動するかんが揶揄さん(@ninomae000

イギリスに訪れた際に衛兵の行進を見て感動したかんがさん。
日本にはない衛兵という文化の良さを伝えるため作品を制作しています。
「こんな変わった制服の衛兵もいるんですよ」と楽しげに語るかんがさんにこちらも思わずにっこり。
兵隊や軍服をテーマに描かれる作家さんは多数お見かけしますが、衛兵というニッチなテーマの作品を見ることはなかなか無いのでは?

制作する際には様々な資料を集め、これから制作する絵のイメージにあった音楽を何百回と聞きながら制作するそう。
また意識していることとして、動き出しそうな絵をを常に念頭に置いているとのこと。
絵を見て、かんがさんが思う楽しい好きだという思いを共有していただけると嬉しいですとのことでした。




こちらの作品は染色作家のりんごさん(@rin5cuco)。

以前は切り絵で作品を制作しており、自分は線ではなく面で表現することが向いていると
感じ、現在の染色のスタイルに変更したそうです。
制作する上で意識していることは、手染めであることを感じて貰うようにしているとのこと。
染めは見せ方によっては機械プリントやイラストと同じように見えてしまい、手染めだということが伝わりにくい技法です。
りんごさんはの作品は何層にも染め重ね、手染めでしかだせない風合い・表現を実現しています。
今回会場内では作品の元となった型紙も展示されていました。
なかなか見れるものでもないのでとても貴重な機会です。制作過程が知れることは鑑賞する側にとってもより理解が深まるので嬉しい試みです。


会期は9月30日までですが、
Jukiさんとかんがさんは11月のデザフェスに出展、
りんごさんは12月からDFGのアートピースで展示予定です。

今回の展示を見逃した方はぜひ、情報をチェックしてみてください。


スペース詳細はこちら>>

staff minako