灰川まち子
『僕のサナトリウム』
2018.8.13 - 2018.8.15
[WEST 1-A]
闇を抱えた少年少女描く灰川まち子さんの展示が現在開催されています。
病院という場所が好きで住みたいとおっしゃられている灰川さん、
今回の展示では病院をモチーフにした空間となっており、灰川さんの描く世界観と
非常にマッチしております。
ほんの少しですが、デザフェスギャラリー内に現れた病院の様子をご案内いたします。
ぼんやりとした表情の少年少女、一見平凡に生きている彼らは、実は内心では無数の言葉や周りの視線に追い詰められ、焦燥とした表情を常に瞳に宿しています。
ギリギリの精神状態で日々を過ごす彼らは、その苦しみに耐えられなくなった時、自傷という行為に走り、そしてまた日々を生きていきます。
こちらは灰川さんが描き溜めた漫画。ポップな造形の彼らが紡ぐ言葉は鋭利な刃物のよう
に、深く読者の心を抉ります。灰川さんの描く風景は登場人物たちの心とリンクするよ
うに常に曇天な空気が漂い、まるで鬱屈とした現代を表しているようにも見えます。
この漫画は来場したみなさんに是非とも読んで欲しい。必見です。
(なおTwitterで#ササクレ病棟で検索すると読むことができます)
病院を模した空間。
会場内ではTシャツやグッズも販売しております。
灰川さんの味のある線の描写、黒の使い方や独特な間の取り方、そして絶妙な言葉選びと
見れば見るほどその魅力に取り憑かれます。
会期は15日まで、この貴重な機会をお見逃しなく。
---出展者プロフィール---
灰川まち子
レトロチックなものと、闇を抱えた少年少女が好きです。
Twitter:https://twitter.com/FA3CoJpCzCQVMzH
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staff minako