『ぼっち客限定個展「死にぇにゃい」』
福留茜
2018.5.25 - 2018.5.27
space : EAST 302
デザインフェスタギャラリーで開催されてきた数多くの個展、グループ展や、
つい先日のデザインフェスタvol.47でのライブペイントも記憶に新しい
アーティスト福留茜さんの個展『ぼっち客限定個展「死にぇにゃい」』が開催中。
「ぼっち」な皆さんはもちろん、そうでない方々も「ぼっち」になってでも来てほしい展示会。
展示作品の一部をご紹介します。
一人での来場に限定されている本展示。
展示作品をじっくり観ることができそうです!
"今回の個展は、ぼっち客限定です、ひとりで来たお客さんのみ入場できます、複数で来られても、ひとりずつ時間をおいて知らない人のフリをして入場してください、よろしこです"(福留茜さんコメントより)
福留茜さんの作品から受ける印象のひとつ、
それはズバリ作品から溢れ出すストレートなコトバたち。
画面のいたるところに飛び散ったコトバたちを自然と目で追いかける、
動的な体験がそこにはあります。
福留茜さんの作品のなかでは
ふだん自分の内側で渦巻いているコトバが代弁されているかのようで
それはもはや爽快感さえ感じるほど。
アート作品にこんなに具体的な感覚で向き合えるのは新鮮な感覚に違いありません。
《理由》
福留茜さんの作品を見ていると、「自分は誰だっけ?」
ふとそんな気分にさせられることも
私って恋してたんだっけ
失恋したんだっけ...
男なんだっけ
女なんだっけ
そんなの関係ないんだっけ...
自分がまさに作品のなかの女の子のようにも感じられたり
それを描いた福留茜さんに重なるようにも感じられる
自分の軸が転々とするような不思議な感覚があります。
作品は購入することができます。
アートを生活に取り入れてみたいと思ったら、
ぜひギャラリーで実際にアーティストと話して、
世界に一点の作品を!
可能性
対戦ゲームを連想させる親近感のあるモチーフ。
絶体絶命、絶望、そんな場面が描かれることの多い福留茜さんの作品ですが、
そこにはそれを打ち返すような希望も感じられます。
"いつだって大丈夫じゃないし、死にたくなる時もあるけど、今週のジャンプまだ読んでないとか、あのバンドの新譜まだ聴いてないとか、ハーゲンダッツの新作まだ食べてないとか、そんなもんに生かされてたりする訳でなんとなく死にぇにゃい..."(展示キャプションより)
ぜひぼっちになって作品と対話していただきたいです。
福留茜
http://www.azusv.com/yutorigirl/
>>> 展示スペースの詳細はこちらから
shimada