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アートグループ三日月『新世代の革命 東京展』

アートグループ三日月『新世代の革命 東京展』
2018.3.23 - 2018.3.27
[WEST 1-F]


地域やジャンルを超えた同世代のアーティスト10名によるグループ展が開催中!!
私たちにも昔から馴染みのある切り絵や折り紙といった表現による若い世代の作品がご覧頂けます。
今回の東京展を皮切りに、4月には兵庫展、6月には大阪展も開催が決定しています。
展示の様子を一部ご紹介します。




スペース内では主催の松村大地さんと峯尾彰太朗さんが在廊されており、様々な来場者の方と交流しながら各作家さんの作品を丁寧に説明されている様子が印象的でした。

アートグループ三日月は学生の運営によるアートグループで、主に学生の一次創作者の交流を目的に展示会への参加や開催を目標とされています。今回も各地から作品が集い、スペース内は沢山の作品と来場者で活気に溢れていました。


なみなみ《ペンローズタイル連鶴》

こちらのなみなみさんによる連鶴作品は物理学者ペンローズが考案した非周期な平面充填形にヒントを得て制作されています。とこう言われても制作工程を想像することも難しい超絶技巧の領域です(笑)一体どのように制作しているのか、設計図を考える所から非常に細かい試行錯誤がありそう。。フォトブックも併せて展示されていたのでそちらも是非チェックしてみてください。


松村大地《寂寥の夜に響き渡る》

主催の松村さんは最も作品数が多く、切り絵や絵画作品など多数の作品が見られました。
過去にも受賞経験がおありでその際の作品も併せて展示されていました。
こちらの切り絵作品もそうなのですが、様々な作品があっても大枠では一貫して「生命」をテーマに作品を制作しているとのこと。作りながら考えるというよりも、どういうものを制作するか予めコンセプトをしっかり決めてから、それに則って制作していくのが松村さんのスタイル。切り絵の技術も素晴らしいので是非お近くでご覧頂ければと思います。



峯尾彰太朗《クロアゲハ》

こちらは松村さんと共に在廊されていた峯尾さんの作品。1枚の正方形から切り込みを入れず、折るという行為によってのみ制作されています。
来場者の方に向けて分かりやすいように折り紙もディスプレイされていました。折線が入れられ展開図のように確認することができます。が、個人的にはそれを見てもなかなか完成までを想像するのは難しい…。すごい技術ですね。



有澤 悠河

こちらは美濃の手漉き和紙工房Corsoyardにて紙漉き職人の見習いとしてご活動されている有澤さんの作品。自ら漉いた紙も作品の素材として用いているというこだわりよう。
関西の折り紙コンベンションにて優勝するという腕前は、それを知らずとも伝わってくる作品の活き活きとした迫力を見れば納得。色の変化も味わいがあっていいですね♪



野崎翼《いつも上ばかり》

九州大学折り紙同好会ORUTO及び同大学美術部に所属されている野崎翼さん。
折り紙というジャンルの中では珍しく、心象や感情を作品を通して表現し、現代美術としての折り紙表現を模索しているとのこと。
折り重ねられるようにして制作された作品は、その質感や色彩表現も相まって他の作品には見られない、折り紙の表現に奥行きが感じられます。




新世代の若い才能を目の当たりにする刺激的なグループ展で次の兵庫展、大阪展もどのような展示になるのか非常に気になる内容でした!!
まだまだ作品は紹介しきれませんが、続きは是非直接ご覧頂ければと思います。手のこんだ作品の数々に驚かされますよ!!

展示は3/27(Tue.)までとなります。
ご来館お待ちしております。

※4/1(Sun.)からは地元兵庫にて展示が開催されるとのことですので、
気になる方は是非そちらもチェックしてみてくださいね!!


-出展者-(順不同)

松村大地/峯尾彰太朗/こあめ/有澤悠河/野崎翼/なみなみ/伽/橋本崚平/西松恭菜/yu-ki iwata

[主催 三日月展実行委員会]





>>> 展示スペースの詳細はこちらから

DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun