沖﨑美海／篠原朱『MIA OKIZAKI & AYA SHINOHARA EXHIBITION』
2018.1.13 - 2018.1.16
[WEST 1-G]
沖崎美海さんが書き下ろしたストーリーを篠原朱さんによるデザインとイラストレーションによってその世界を掘り下げようとするコラボレーション展示。お二人が作り出す言葉とイラストの空間へ是非足を運んでみてください。
スペースへ入るとこれまで見たことのないようなスタイルで沖崎美海さんの紡ぎだす言葉が素敵にデザインされ空間に配置されています。沖崎美海さんの言葉が持つどこかシュールで魅力たっぷりな表現を篠原朱さんのデザインが引き立てています。[WEST 1-G]という静かで落ち着いた空間もまたお二人の世界観を表す助けとなったでしょうか。
ぐしゃぐしゃにされた紙切れに書かれた文章のかけら。
書くだけ書いて、それなのに誰かにいつか捨てられた感情のかけら。
拾った誰かが乱暴に壁に貼っているようにも見える。
でこぼこになった紙の表面が言葉の一つ一つを大きくも小さくも感じさせ、
捨てられた言葉たちはでもまだ生きているみたいに見える。
一人暮らしの部屋探しはもちろん、カップルで部屋を借りる時にもお世話になる部屋の間取り図。この作品はそれ自体を間取りのデザインにしてしまった。これ以上ないくらい多くの人にもわかりやすくて「君との思い出が詰まった六畳間」という最後の一文が、誰の心にもズシッとのしかかってくるのでは。
スペース内には展示内容を収録した全２０ページとなる図録が販売されています。
キラキラてづくりブローチorゆびわor展示文章をデザインしたA3四つ折りポスター(シルクスクリーン印刷/ランダム8種類くらい)のどれかがオマケでついてくるとのこと。
是非チェックしてみてくださいね。
展示は1/16(Tue.)までとなります。
ご紹介した写真はほんの一部。
続きは直接ご自分の目でご覧いただければと思います。
ご来館お待ちしております。
プロフィール
＜沖﨑美海 MIA OKIZAKI＞
1992年、東京生まれ。日本大学藝術学部 演劇学科劇作コース卒。2018年に俳優・鶴田理紗とのユニット「私は少し静かにしてるね」結成。幼少期から、小説、エッセイ、戯曲といった形態に拘らず、散文のような、あるいは詩のような、なんとも形容し難い文章を執筆する。
Twitter@inugahieru
＜篠原 朱 AYA SHINOHARA＞
1993年1月5日、栃木県宇都宮市生まれ。日本大学藝術学部 演劇学科卒。在学時から演劇などのフライヤーデザイン業を始め、現在はフリーランスでデザインとイラストの仕事をしている。唯一無二のものになるように、その時の感情を表せるようにという気持ちから、手描きの文字や写真を使ったデザインを得意とする。
Twitter@soundtrack___
【展示スペース：WEST 1-G】
DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun
