このブログは、
「コラージュとは何ぞ?」、「コラージュ大好き!」
そんな皆様とワイワイガヤガヤすることを夢見ながら
来年1月にDFGにて開催の企画展『コ/ラ/ー/ジ/ュ/展』を盛り上げていくブログです。
前回のブログvol.1につづくvol.2では、最近DFGでコラージュ作品の展示を実際におこなったトゥー子さん、寺坂さんへのインタビューをお届けします!
「コラージュを始めたきっかけは?」
「どんな方法で作品をつくっているの?」
「コラージュの面白さって?」
などなど、お二人それぞれの考え方や、まさかの共通点など、
作品を観ているだけでは分からなかったお話をたっぷりと話していただきました!
さぁHere we go!
ゲスト & インタビュアー
2017年女子美術大学短期大学部卒業。
在学中、授業での課題をきっかけにコラージュ制作を開始。
今年コラージュ作品で自身初の個展を開催。
-『bye/buy/bye』(2017.7.15 - 7.17)
シラサワリエ/鈴野トゥー子
-『個展』(2017.3.20 - 3.25)
鈴野トゥー子
-『ディスカバー』(2016.6.18 - 6.23)
mio/rie shirasawa/最上 真央/なんば みほ/鈴野 トゥー子
twitter@_mfpon_
寺坂泰則さん
※寺坂さんは今回の「コ/ラ/ー/ジ/ュ/展」のメインビジュアルの作家さんです!
※寺坂さんは今回の「コ/ラ/ー/ジ/ュ/展」のメインビジュアルの作家さんです!
2008年東京工芸大学卒業。
スタッフしまだ
デザインを学ぶなかでコラージュ制作を開始、
現在まで毎日のようにコラージュ作品を制作する。
今年から作品の出展にも力を入れ、複数の展示を予定。
- 『ART ROOTS FESTA 6』(2017.10.6 - 2017.10.8)
グループ展 主催:ART ROOTS FESTA
- 『ART ROOTS FESTA 5』(2017.8.25 - 8.27)
グループ展 主催:ART ROOTS FESTA
- 『アドリブコラージュ展』(2017.4.30-5.6)
個展
twitter@y_terasaka
DFGスタッフ。
トゥー子さん、寺坂さんの展示をきっかけに、コラージュ作品に興味を持つ。
今回初めてのインタビュアー。
唐突な質問から始まるインタビュー
ー2017年9月某日夜、DFカフェにて
しまだ(以下、し):今日はよろしくお願いいたします。今日は寺坂さんお仕事は大変でしたか?
寺坂(以下、寺):突如の...。(苦笑)
し:すみません、若干緊張しています(笑)。寺坂さんはどちらに住んでるんですか?
寺:高円寺です。
し:もともとはどちらのご出身なんですか?
寺:僕は羽村市です、奥多摩の方の。
し:そうなんですね。トゥー子さんも東京で、ずっと新宿だそうです。
寺:かっこいい(笑)。
し:トゥー子さんは高円寺の方に学校があったんでしたっけ?
トゥー子(以下、トゥ):私は女子美術大学の短期大学で、東高円寺だったんで、最寄りが。
し:ということはお二人は近いんですかね?
寺:僕は大学が東京工芸大学ってとこなんですけど...
し:どこにあるんですか?
寺:中野坂上です。
し:トゥー子さんと話してたんですけど、寺坂さんは年上なんですかね?僕は87年生まれなんですが...
寺:僕は86年生まれですね。
し:1コ上なんですね、だいたい同じですよね、みんな。
トゥ:わたしは...
し:あ、ごめんなさい(笑)。勝手に。
トゥ:ちょっと下です(笑)。
し:今はお二人とも卒業して制作と発表をされていますよね。トゥー子さんは卒業されてからどれくらいになるんですか?
トゥ:卒業は今年ですね。
し:そうでした!まず、お二人の前回の展示のことを聞いておかないと。最初に展示されたのは去年でしたっけ?
トゥ:去年はグループでやって、3月に1人でアートポケット(※ギャラリーの小スペース)でやって、2回目が、ついこの前友達と二人で。
し:そのときはトゥー子さんのコラージュTシャツと、(一緒に出展していた)シラサワさんのシルクスクリーンのTシャツ買わせてもらって。寺坂さんのときも作品をたくさん買わせていただきました(笑)。すごくテンションが上がって、あのときは!トゥー子さんも寺坂さんの展示に興味をもっていたんですよね?
トゥ:そうなんです!壁にかっこいい作品がずらーっと並んでいてすごいと思って。
寺坂さんの個展風景
し:そうそう、あそこから作品を選んで買えたんです!作品をつくったときの記憶ってあるんですか?
寺:鮮明には覚えてないですけど、だいたい。
し:(コラージュ展のヴィジュアルを指しながら)これはいつごろ?最近の作ですか?
寺:これは1年くらい経ってると思います。夏でしたね、多分。
し:すごい、季節で覚えてるんですね!
寺:暑かったような。
コラージュ展DMグラフィック
し:これってどうゆう構造になってるんですか?
寺:構造?
し:どうパーツが組み合わさっているのかなと。「人」の部分は描いてあるんですか?
寺:そこは写真で、あとで上からボールペンでペンを入れて...。
し:そうだったんだ!寺坂さんが個展されたのはいつでした?
寺:5月のゴールデンウィークでした。
寺坂さんの個展風景
し:その時が初の展示だったんですよね?大学のときにはされなかったんですか?
寺:卒業制作展はありましたね。
し:そのときもコラージュ作品だったんですか?
寺:そうでした。
し:じゃあお二人とも作品を発表し始めたのは最近なんですね。それがデザフェスギャラリーで。どうですか、展示をされてみて、出会いとか、感想を言われたりとか。
トゥ:見る人によって毎回感想が違うんで。どう見えるのか聞くのが面白いです。自分が思ってなかったようなことを思いながら見てくれるのが面白い。
寺:すごくいろんな反応があって。テンションがあがりました。
し:寺坂さんは展示の途中で作品を増やされてましたよね?
寺:そうです、最初透明のパネルに作品を挟んでたんですけど、そこから出して壁一面に貼ったほうがいいかと思って。
トゥ:生で見たほうがきれいだったりしますよね、素材の重なり方が見えたほうが面白かったり。
し:そうですね、トゥー子さんは作品の一部をクリアファイルに入れて置いてて、コラージュの素材の裏側が見えたり、作品と作品が重なって、さらにコラージュされているみたいになっていて面白かった。
トゥ:(寺坂さんの作品とは)まったく別ですよね、雰囲気が。コラージュでも全然ちがう。
トゥー子さんの個展風景
ブックオフでまさかの一致
し:前回のトゥー子さんの展示の時にブックオフで素材を探していらっしゃると聞いて、僕もあの後行ってみたんですよ。
トゥ:(笑)ほんとですか。
し:お店によって(品揃えが)違いますよね。
トゥ:そうなんです、全然違いますよね。
し:いい感じのがいっぱいある店と全然ないお店と。
トゥ:私、元ブックオフ店員だったんで。
寺:実は僕もそうです。
トゥ:え!ホントですか?すごいそれは。え?ほんと?
寺:4年くらい前です。
トゥ:私は去年までやってました(笑)。
し:それはやっぱりコラージュを作ってるからですか?
トゥ:いえ、特にそういう訳ではなかったんですが。廃棄になる本とならない本があって、「D本」っていうんです。
し:「でぃーぼん」?
トゥ:ブックオフ用語なんですけど(笑)。私は80年代とか90年代の古い本をよく使うんですけど、そうなってくるとバーコードが付いてないんですよね。(寺坂さんに向かって)わかりますか?
寺:うんうん、そうなってくると査定ができない。
トゥ:そうなんですよね。だからバーコードが付いてないと古いものだってことなんです。だから本の裏側ばっかり見てバーコードが付いてない本ばかり引っぱり出して探して。で、使えそうだなって思ったら買うっていう。
し:すごい、バーコードから探すんですね(笑)。でもコラージュする人からしたら、そういった本は欲しいですよね。僕も探しに行ったときに古いのがなくて...。でも海外の本が結構あったんです。海外の本って日本のものと雰囲気が違って面白いなって。寺坂さんは結構海外の素材が多いですよね、どこで探すんですか?
寺:街の古本屋さんのワゴンセールとかで探します。
し:個人でやっているようなお店ですね。神保町のほうとかですか?
寺:高円寺ですね。うちが近いんで。
トゥ:高円寺はありそう。
し:町の本屋さんの本って循環はしてるんですかね?
寺:いやそんなにバッとは変わらないですよね。
し:じゃあ期間をおいてふらっと。
寺:ブックオフもいきますよ。
し:ブックオフもいいものがあるときはあるんですか?
トゥ:そうですね、ないときはないですけど。
し:じゃあ運なんですね。そういうふうに探しに行くときからコラージュ制作が始まっているってことなんでしょうか。「こんなの作る!」ってイメージしてから買いに行くんですか?
トゥ:わりと「こんなの作る!」ってイメージして、すでにあるものでいいものがなくて、そういうときに本屋を見に行ったりして。
寺:とりあえず作って、なんか今持っている雑誌だといいのがないなっていうときに行ったり。
し:じゃあ作っている途中に買いに行ったりもするんですね。それは面白いですね!
作っていて、「なんか足りない」と思って、獲りに行くみたいな。収穫しにいくみたいですね。
トゥ:寺:収穫(笑)。
コラージュのつくりかた 〜まだ貼る?もう貼らない?〜
し:コラージュで組み合わせたりしてて、「足りないな」って思うときって、どうしてそう思うんだろうなって疑問なんです。どういう感覚からそう思うんだろうって。
トゥ:うーん(苦笑)。
し:感覚だから説明しづらいですかね。
トゥ:私はわりときれいに作っちゃってる、整えすぎちゃってるから、あんまり抜け感とか気にせず作っていますね。作品で、(人物写真の)服を切り抜いて、服の柄をコラージュしてるのがあるんですが。(作品を取り出す)
トゥー子さんの作品より
し:あ、かまぼこのやつ!
寺:おぉ(笑)。
し:すごいですよね(笑)。最初、僕も(コラージュしてるとは)気づかなくて、気づいたときの衝撃がすごかったです。「えっ!」っていう。
寺:すごいな、これ。
トゥ:この「抜く」感じは(寺坂さんと)ふたりで違いますよね。
寺:僕はがっつり塗っちゃいますね。
し:切り抜いて、下から(違う素材を)出すみたいなことあります?
寺:あんまりないです。
トゥ:「重ねて、重ねて」ってかんじですよね。
し:(トゥー子さんは)じゃあこの抜いたところに合うのがないかなって探すんですね。
トゥ:そうなんです、サイズも含めて。ちょうどフィットしたのが「かまぼこ」だったんです。わりと大きい抜けなんで。
し:たしかに、そう考えると、素材を組み合わせるのも難しいそうですね。
トゥ:バックはサイエンス系(雑誌)の「ニュートン」で。
寺:ああニュートン買いますね!
し:やっぱり科学系の雑誌のグラフィックっていいですよね、かっこいいし、謎だし、色彩もあるし面白いですよね。寺坂さんもそうなんですか?
寺:科学系は使いますね。最近使ってます。星空とかよく。
トゥー子さんの作品って雑誌がそのまま土台になってるんですね。
し:寺坂さんの作品は全部白い紙を土台にしてますもんね。最初に塗るんですか?
寺:最初に貼って、それからごちゃごちゃやってるうちに塗ったりして。
し:白いところがあんまり見えないですね。
寺:貼り切っちゃいますね。
し:トゥー子さんは、最初にバンと(素材を)持ってきて...
トゥ:その上に違うのものを持ってきて、調節して、貼って。寺坂さんはいろんな素材を使ってますね。私は全部紙なんで。(寺坂さんの作品は)描いたり、布を使ったり面白い。
し:それはお二人で違うポイントですね。寺坂さんが使ってる海外の雑誌はどういったものなんですか?
寺:これは映画雑誌とかですね。西部劇の特集で、西部劇のモデルになった人の写真とか。(作品を取り出しながら)これは西部劇で銃の撃ち方講座みたいな...
トゥ:ああいい!
寺坂さんの作品より
し:海外のちょっと昔の映画雑誌ってことですね。ふたりとも80年代とかもっと前とかのものを使ってますけど、今の素材だと違うなって感じなるんですかね?今のものだといい感じにならないんでしょうか?
トゥ:文字とか使うときに、字体とか、古いもののほうが面白い。
寺:浮いちゃう感じがありますよね、新しいものが一部混じっていると。
それはそれで面白いってのもあるとは思いますけど。
し:たしかに昔の字って見たら分かりますよね。
トゥ:私はそれが好きなので。昔のファッションとかも、なんだろう、外国っていうか、今から見ると異文化みたいに感じたりしますよね。書いている文章とかも、なんでこういう言い回しでOK出したんだろうって(笑)。
し:言い回しとかも作品にも使うんですか?
トゥ:ファッション雑誌の文字だけ残して、違う画像を組み合わせたりして、よく見ると、全然この文章とは違うだろうみたいなのを狙ってやってるときもあります。
し:文字込みで作るときもあるってことですよね。
寺:トゥー子さんは結構料理本を使われますよね。
トゥ:手元が面白くて。
し:この前の展示のときのインタビューで印象的だったんですけど、本がお気に入り過ぎてコピーを使ったんですよね?
トゥ:本当はコピーは使いたくないんですけど、本を気に入りすぎて一回だけ...。
し:寺坂さんはそういう感覚ありますか?この本はいいから使えないみたいな。
寺:全然。よかったらすぐ切っちゃう、ちぎっちゃう(笑)。
し:残したいというのはあんまりない?
寺:はい。全然ちがいますね。
寺坂さんの作品より
トゥ:もともと古い本が好きだから、見るのも好きだし。躊躇しちゃう。
し:寺坂さんに以前インタビューして印象的だったのは、「作品を手元に持っておきたいというのはない」っていう話で、これはお気に入りだから嫌だ、みたいのはないっておっしゃってて。(トゥー子さんは)それはどうですか?作品は誰かの手に渡っても大丈夫ですか?
トゥ:そうですね。
し:本は違う?
トゥ:本は違いますね(笑)。
し:この前の二人展のときのメイングラフィックにも手(の写真)を使っていましたよね。
トゥ:そうでしたね。
し:手の面白さって何ですか?
トゥ:自分でも作ってて面白いんですね。これ何を作ってる手なんだろうって想像するのが。
し:僕はあのグラフィックがすごく好きで、トゥー子さんの展示と知らずにかっこいいなって思って。後から知ったんです。なんだか海外のデザインっぽかったですね。
トゥ:(一緒に出展した)シラサワさんがそういった雰囲気が好きで。私が加えたのは文字と手ぐらいなんです。
し:そうだったんですね。トゥー子さんの作品って、見てたらにやけちゃうんですよね。
寺:うん、にやけちゃいます、面白いですよね。
トゥ:コラージュやってる方に見せたことないんで緊張します。
し:寺坂さんも文字をパっと使いますよね。寺坂さんっていろんな技法を試されてるなって思ったんです。個展をされてるときも、いろいろ試されてるなって思いました。いろんな雰囲気っていうか。ちょっと重い感じのイメージとか、風通しいい感じ、余白があったり。トゥー子さんは素材を組み合わせるときって、「ここ」に「これ」を持ってこようと思って組み合わせるんですか?
トゥ:ある程度、小さめのやつを全部切り取ってまとめておいて、背景をおいて、そこに合ういいのがあるか小さいのを合わせていくって感じですね。
トゥー子さんの作品集より
し:寺坂さんは?
寺:全然考えずに貼っちゃいます。で、変な感じになったら上から貼っちゃいます。あまり「これに対してこれをあわせたら」とは考えない。本当に感覚で。トゥー子さんは構成ができてる感じがするから、そこらへんがお互い違うんですよね。
寺:トゥー子さんの作品は食べ物の画像が多いですね。
トゥ: 食べ物多いです、よく使っちゃいます。『食べ物の切り方図鑑』みたいな。
寺:『包丁の使いかた』みたいな(笑)。
トゥ:そうですそうです(笑)。
し:合わせてみて「ああいい!」ってときは気持ちいいですよね。
トゥ:気持ちいいですね、色もそうですし。
し:僕もお二人に刺激されて、コラージュ作ってみたんですよ。「あ、これいいかも」って感じるときってアガりますね。
トゥ:楽しいですね。
し:これがコラージュの楽しさかなって。寺坂さんがそういうふうにどんどん貼っていくのは、勇気があるって思います。これ上から塗っちゃっていいかなって思ったりはしないんですね?
寺:しないですね。
し:最終的に「できた」ってなる瞬間って何でしょう?
寺:もう無理って感じのときかな、もう貼れないっていう...
し:完成したっていうよりは、終わったって感じ?やっつけたって感じ?
寺:やっつけたって感じ(笑)。
トゥ:し:面白い。
トゥ:(寺坂さんは)自分で撮った写真とか使ったりしないんですか?
寺:やったことないですね、やってみたいですね、やったことありますか?
トゥ:全然、全部雑誌です。(寺坂さんの作品を見ながら)外国の方に人気がありそう。
寺:この前の展示で結構外国の方の反応がよかったです。
コラージュが生み出される食卓
し:SNSを拝見してるんですけど、寺坂さんってほぼ毎日作品を作ってますよね。
寺:そうですね、ほぼ。葉書サイズを2~3枚。
し:それは自分に課してるんですか?
寺:いやそう思ったことはないですけど。
し:夜だからそろそろ作ろっかみたいな?
寺:部屋に切り抜きがバーっとなっている状態なんですけど。汚いんですけど。で、帰って、その真ん中に座ってご飯食べるじゃないですか。その間にちょっと見てると気になるのが出てきたり。
し:すごいですね、コラージュができるような環境になってるっていう(笑)。うまくできないってときあるんですか?
寺:なんかうまくいかないときはありますけど、そういうときは次へ。一応完成させて。
し:トゥー子さんは作るときは結構時間かかるんですか?
トゥ:そうですね、器用なほうじゃないんで、細かいところを時間かけながらやって。
寺:結構吟味して貼ってる感じがあります。時間かかりそう、熟考してる時間が。
トゥ:切るよりも、組み合わせの時間のほうがかかります。だから全部先に切り取っちゃって。そのあと組み合わせるのに時間をかけて。
キッカケは『200ページ/2週間』
トゥ:学校の課題でスクラップブック1冊をコラージュで埋めてこいっていうのがあって。
し:え?!
トゥ:200ページ。しかも期間が2週間で。
し:苦痛でしたね?
トゥ:苦痛でした。素材を探さなきゃいけないし。
し:でもそれをやってみて、面白くなっていったんですね。
トゥ:そうです。
し:結果的に良かったですね。
トゥ:良かったです(笑)。
ギャラリー内のDF Cafe&Barにて
し:もともとは何を勉強されてたんですか?
トゥ:もともとは造形学科のデザインを総合的に学ぶ、メディアデザインっていう学科に入ってて。パソコンのやりかたとかメディア系じゃなくて、研究して、研究から作品をつくりだすっていうちょっと変わった学科で。
し:研究をするんですか?
トゥ:そう、特殊な先生が多かった(笑)。 丸の描き方を調べてノートにまとめろみたいな。
し:今作ってるのはコラージュが主なんですか?
トゥ:コラージュだけです。他のもやりたいんですけど、立体とかやってたんで。場所がないんで。
し:寺坂さんは?寺坂さんもデザイン系の学科ですよね?
寺:そうですね、パソコン使ってポスターとか作ってました。グラフィックデザイン寄りの。そこでデザインがパソコン一色になってしまっていたんで、もっと作家色を入れたいなと思って、ちっちゃいスケッチブックにいろいろ貼ったりとかを始めたんです。構成する勉強のために。自主練として。そうしたらそっちをするようになって。笑
し:なるほど、最初はデザインの訓練のためにされてたんですね。
寺:そうですね、あんまり決意をして始めたって感じではないです。
し:今は絵も書かれてますよね。ポートレート。割合的にはコラージュが多いんですか?
寺:こっちばっかりです。
し:そうですよね、制作が生活の中に組み込まれてるし。この前出展されてたのはコンペでしたっけ?今年は展示が多いんですよね。
寺:多いです。急に勢いづいちゃったんで(笑)。
し:今年はそれだけって感じですか?
寺:11月頭にZEN展っていう展示があります。あと、この前independet tokyoというコンペに出したときに上位に入って、グループ展が11月にあります。
長時間に渡りインタビューに応えてくださった寺坂さんとトゥー子さん、
ありがとうございました!!
コラージュが生まれるまでのフレッシュな情報満載のインタビューとなりました!
次にお二人の作品を観られる機会を皆様お見逃しなく。
>>> 『コラージュ展をやりますブログ vol.1』はコチラから!
『コ/ラ/ー/ジ/ュ/展』をやります!
『コ/ラ/ー/ジ/ュ/展』ではコラージュ作品を広く募集しています。経験やもちろん年齢も問いません。
コラージュ作品のみを制作している「コラージュ作家」である必要もありません。
この機会を、これまで作り溜めた作品の発表や、コラージュ制作への新たなきっかけづくり、
他の参加者さんたちとの出会いと交流にぜひご活用いただけたら幸いです!
本企画の展示スペース「アートピース」はDFGのEAST館玄関にある壁面の19ブース。
どの区画もだいたい100cm x 100cm以内の広さ、スペース内であれば、1点から何点でも展示することができます。
企画展概要
企画展名 : コラージュ展
開催日時:2018.1.21(日) 〜 2.17(土) 4週間
開催会場:DESIGN FESTA GALLERY EAST アートピース(全19スペース)
出展料:1スペース ¥ 12,420-
アーティストの手から創り出される新しい景色、感覚、解釈。
ときに不可解で、ときにユーモラス。コラージュは、あらゆる世界のイメージを切り取り、1つの画面に引き込み、組み合わせ、
新たに創造する繊細でダイナミックな表現技法です。
20世紀に確立された表現の化学反応、コラージュの魅力と可能性に迫る本企画展への
出展者を募集します。
企画展の詳細/お申込みはコチラから→
お問い合わせ
デザインフェスタギャラリー原宿
TEL : 03-3479-1442 (OPEN 11:00 - 20:00)
E-mail : info@designfestagallery.com [お問合せフォーム]
ご質問等はお気軽に上記までお問い合わせください。