春吉 & はねんぼ 『 Campanula -ふたつのサーカス展- 』
2017.10.7 - 2017.10.9
[WEST 1-A]
サーカスをテーマにした二人展。服飾系の学校で勉強したバックグラウンドを生かし、個性的で凝った衣装を身にまとったキャラクター作品を制作。イラストと立体、ふたりの表現方法は異なりますが、「サーカス」というテーマの元にふたりの感性が響き合って魅力的な空間を作っています。
入り口を入ってすぐ、目に入ってくる春吉さんの立体作品。
まるで生きているかのような雰囲気を持った人形たちが5つ並んでいます。
サーカスの緞帳をモチーフにしたキャプションや、人形たちを乗せている可愛い舞台までが丁寧に制作されています。
春吉《ケ》(ケモノツカイ)
人形たちの表情もひとつひとつ細部まで丁寧に作り込まれてるので、是非お近くでご覧ください♪
キャプションには「ツ」や「ヒ」といった一文字だけのタイトルが記載されており、それぞれ演目の頭文字がカタカナで表されています。「ツ」であれば、ツナワタリ=綱渡り。「ヒ」であれば、ヒノワクグリ=火の輪くぐり、といった具合です。
春吉《タ》(タマノリ)
人形たちは粘土で形作られ、デザインカッターや時には彫刻刀などで削っていき、細かい表情を加えています。髪の毛の表現や使われている色合いなど、とても可愛いですね♪
別の一角では はねんぼさんのイラスト作品が多数展示!
作品を見ていて気がつくのは、そのほとんどが夜を舞台にしていること。
昼ではなく星の輝く夜。どこか怪しげで恐ろしくもある特別なサーカスの開演。
はねんぼ《夜と一緒にさよなら》
ほぼ全てデジタル作品とのことですが、こちらは水彩を使って制作されています。
星の海に浮かんでいるような、それとも沈んでいくのか…。
はっきりと明暗が分かれていますが何を表しているのか。
光と影。その境界の表現は水彩らしい柔らかく味わい深い表情が生まれています♪
はねんぼ《はじまりはじまり》
正体のわからない怪しげな影と手を合わせている少女。
弱々しく、力を持たないと思える少女と手を合わせる影は、少女と非常によく似たシルエットをしています。
表と裏のように二人で一人の人物を表しているのでしょうか。興味はつきません。
展示は10/9(Mon.)までとなります。
可愛くて怪しい魅力もたっぷりなので覗いてみたくなりませんか?^^
ご来館お待ちしております。
DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun