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【明日最終日!】WEST館 3/20(月) はじまりの展示はこちら!その②

倉持至宏×西片信也 『黙って、叫んだ。』WEST 1-B:2017.3.20 - 2017.3.26

倉持至宏
生産・消費社会で、擦れていく現代人をテーマに制作をする。これまで無機質でフラットな制作を続けてきたが2015年より物質感匂い立つアナログな制作も手がけるようになった。
平面作品の他、作家ユニット「NYXIS」では作詞作曲を手掛ける。
twitter:@NYXIS_K


西片信也
日常の中から沸き起こる感情、社会風刺などを絵画・立体物に具現化。
アクリルガッシュとペンを炸裂させたカラフル且つインパクト満載の作品を作り出す。
2013年から個展・グループ展を中心に活動を始め、ライブペインターとしても活動中。
twitter:@agohige72


対照的な作風とタイトルが鮮烈な印象を与える二人展。
静かなる崩壊、暴走する感情。
真逆なようでいてどこか繋がりを感じる不思議な空間になっています。
力のある作家ふたりによる熱量を、会場で感じてください!

伊藤萌果と清水いおり 『肉と果実』WEST 1-C:2017.3.20 - 2017.3.26

 肉体は果実に似ている。
 そのか弱い見た目が。なめらかな曲線が。
 刺せば傷つき、落とせば壊れる。
 醜いようで美しく、
 正しいけれど間違いだらけ。

 嘘と真の間に壁はなく、 
 そこに生きる中途半端な生きものたちを描いた。

 お腹のすいたひとは、
 どうぞ食べて帰ってください。
 どうにも満腹で動けない人は、
 中身を少し置いて帰ってください。

伊藤萌果「バッド・ルッキング」
-この世界では見た目が優れているほうが価値がある。
 しかし、不完全や傷物だからといって、果実であることからは逃れられないのだ。-(キャプションより抜粋)

清水いおり「あるうつわ」
-物は形なので、人間と果実をただの「形」として捉えた。
 両者の類似点、相違点に着目して、切ったり混ぜたりすることで、滑稽だけどどこか愛らしい、
 そんな生きものたちを作った。-(キャプションより抜粋)

甘くみずみずしい果実にも例えられる女性の肉体。
美しいゆえに脆く、傷つきやすくもあります。
表面的な美しさに疑問をなげかける伊藤さんと清水さんのアプローチは
ちょっと毒を含みつつクセになる味わい。
傷ついたりいびつな果実のほうが甘さは増すという説もあるそうです。
いたみを知っている人間のほうが、魅力的であるように。

烏海(ウカイ) 『花鳥風月 -烏海切り絵個展-』WEST 1-D:2017.3.20 - 2017.3.26



切り絵独特の浮き上がるような立体感と、筆致を感じる伸びやかな線の強弱。
一瞬、紙でつくられていることを疑ってしまうほどの繊細さ。
作品の大きさに関わらず細部まで描き込まれた壮大な世界に、
目も心も奪われてしまいます。
原画のほか、ポストカードやiphoneケースなどのグッズも購入できます。
烏海さんは今年高校を卒業されたばかり。今後の活躍もますます気になる作家さんです!


【スペース紹介】