明治大学美術研究会4年生
『明治大学美術研究会卒業制作展』
2017.3.3 - 2017.3.5
<SPACE WEST 2-D,E>
課題に追われていた夜、
打ち上げで飲みとおした夜、
将来に思いを馳せて眠れない夜、
時間が比較的自由な大学生のドラマが起きるのはそう、いつだって夜。
この人生で二度とない不思議な時間を表現するのにうってつけな言葉だと考えました。
ここに集った作品は夢か現か一人一人が超えてきた夜の記録なのかもしれません。
ゆるやかに「夜」というテーマを設定した作品のほか、4年間の集大成となる作品が並ぶ展示会です。
WEST館2階の一番奥2-Dと2-Eスペースで開催中の『明治大学美術研究会卒業制作展』。
4年生メンバー9名の作品展です。
2つのスペースに展示された多彩な作品のなかから数点をご紹介します。
『路地裏』(連作一部)/ 出牛あゆみ
路地裏の風景を切り取った4作品のうちの1つ。
BARでしょうか、椅子に腰掛けタバコを燻らせる人物。
映画の一コマかのような物語を感じさせます。
小さなサイズの作品に重厚な額装も、夜の陰を感じさせるのに一役かっています。
『東京』(連作一部)/ 池田安那
ビルの壁面でしょうか。反射をうまく取り込んで展開させたパラレルな世界。
東京のビルのジャングルのどこかにあるかもしれない仮想現実。
巨大都市、東京を連想させる作品です。
『着陸』 / 高山栞季
既成の額を使わずして額装されたF10号の作品。
自ら額装した力強いタッチの作品は、なにか強い決意が感じられるようです。
明治大学美術研究会メンバーそれぞれの4年間の集大成となる作品が並ぶ展示会。
ぜひ足をお運びください。
明治大学美術研究会
twitter@meidai_biken
<SPACE WEST 2-D,E>
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