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宋駿超『相・生』


宋駿超
『相・生』
2017.1.13 - 2017.1.15
[EAST 304]


日本のタトゥー文化を研修している、
留学生の宋駿超(SONG JUN CHAO)さんによる、
タトゥーアートと宗教をモチーフにした絵画作品を展示されています。


和の雰囲気を感じながらも、宗教の空気も漂っています。
大学でグラフィックを専攻し、日本の大学院へ留学しに来た宋さんは、
もともと絵が好きで、さらに日本の伝統的なタトゥーの模様に興味があり、
今回の個展にはその模様から発想を広げた数々の絵画作品が並んでいます。


部屋の中にドン!と強く存在感を放つ。
この1メートルくらいの巨大な額に囲まれたのは、
仏教の中の五欲をもとに展開された、「欲」をタイトルにしたアクリル絵の作品です。
「色欲」を象徴する、真ん中に座る仏像の上に女性の姿描かれています。
そして下に大きく描かれた菊が「名誉欲」、左右対称する三角形の目が「財欲」、
目の下にいる蛇が「食欲」と象徴されているそうです。

絵の構図から配色まで細かく設定されていて、完成までに半年かかったそうです。



こちらの作品は蝉をテーマにした作品です
蝉の成長過程により、抜けていく殻をそれぞれ違う柄で表現されています。



展示の中でのディスプレイの小物にも、繊細な柄が描かれています。



おじゃました際に、同じく留学生のご友人でほかのスペースで展示している黄さんも遊びにいらっしゃいました。
素敵なツーショート撮らせていただきました。ありがとうございます!

展示は明日、1/15(日)まで!
この繊細で独特な世界観に入ってみてはいかがでしょうか。


【展示スペース:EAST304】

DFstaff jessie