In Between / Jasmine Perry
Into the Void / Johana Canales
2016.11.28-2016.12.5
at EAST 102
2日間ごとに展示作家が入れ替わるテンプル大学ジャパンキャンパス・アート学科の展示会。
この2日間はJasmine Perryさん、Johana Canalesさんの二人展が開催されました。
二人展とは言っても、それぞれに展示タイトルを冠しているためその実同部屋で二つの個展が行われているといった感じ。
Jasmine Perryさんの作品はこのように漫画のコマ割りのような体裁で、
一つの世界観を表現しています。
ノスタルジックでありつつもグロテスクさが同居する、なんともいえない不思議な世界が広がります。
コミックのようでありながら、セリフは挿入されていません。
すべては絵が語ってくれています。
引きで見ると、それぞれの作品にはそれぞれのトーンがあり、複数のシーンでどこか寂しげな物語が展開されています。
なだらかなタッチ、色遣いもまた印象的。
Johana Canalesさんの作品は大胆で力強い筆致が特徴的。
目を閉じ思索に耽る人、和やかに微笑みかける人、難しい顔をした人。
同じフレームの中に様々な表情が収まっており華やかさがありますが、
それぞれの人のあるパーツは、その表情の一番奥に潜む骨が露出していて、
それが表情とは対照的な何かを示唆しているようでもあります。
どこかエキゾチックな雰囲気もあるJohana Canalesさんの作品は、ここが原宿のど真ん中であることを忘れさせてくれます。
作品のサイズもそれなりに大きいため、ぐっと吸い込まれるような力強さが伝わってきますね。
さて、明日にはまた新たな展示が入れ替わりで始まります。
乞うご期待!
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テンプル大学ジャパンキャンパス・アート学科
2016.11.28 - 2016.12.5
EAST : 102 SPACE