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白百合女子大学写真部



白百合女子大学写真部 『新人展』
2016.6.18 - 2016.6.19
EAST : 303 SPACE

あと十日ほどすれば、七月に突入し、
夏の気配は近づくばかり。

そんな中に開催中、
白百合女子大学写真部による写真展。
テーマは「夏」でございます。





「夏」をテーマにして撮影された写真を展示。
陽気な季節にあてられて、
被写体たちも、心なしかウキウキしている。
ブルー、グリーンがより鮮やかに感じられる。


下長根 玲奈
「夏空と白百合」


この一枚は会場内でも特に目を引きました。
青い空を引き立てる白い百合は、
生徒のみなさまが通われている学校名でもあります。

“白百合女子大学における教育の基本理念はキリスト教、特にカトリシズムの世界観による人格形成にあります” (http://www.shirayuri.ac.jp/guide)

キリスト教では白い百合は純血の象徴、
聖母マリアの象徴として用いられるそうです。


桃歌
「定点夕景」


私事で大変恐縮ですが昨晩、広告批評のバックナンバを読み返していたら
確か、川内倫子さんが「どの国でとっても夕焼けは同様に美しい」という
ニュアンスの文章を綴られていました。

この写真が撮影された場所は提示されていない。
どこかはわからないし、日本かもわからない。

それでも継ぎ目無く続いているであろう空の一部と
その時が切り取られています。


ナラタワカ
「気だるい」


グレースケール・セピア調、
色数を減らされた情景は、
厚い雲に覆われたみたいにどんよりとしている。

目元のアップを写した写真が2枚あって、
どちらも瞳の中に輝きをみつけられない。

光が無い、本質は変わらないのに、
不思議と肩に重りを乗せたみたいに。


白百合女子大学写真部 『新人展』
2016.6.18 - 2016.6.19
EAST : 303 SPACE