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安西祐輔『PREMIUM EXHIBITION IV Parallaxis』1-B


WEST館全スペースを使用して開催中
神島プレミアムクラス 『PREMIUM EXHIBITION IV Parallaxis』
2016.5.24 - 2016.5.29

今回は 1-B スペースに出展されている、
安西祐輔さんの展示『宿る』をご紹介致します。

■プロフィール
プレミアム加入年 2013年

■展示歴
2015年7月 個展「スピリット」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)
2015年5月 成瀬クラブ第1回写真展(ギャラリーCORSO)
2014年7月 テラウチマサト特別講座“今いちばん見たい写真、見せたい写真”入選作品展(72Gallery内 BLUE WALL) 
2014年6月 神島塾二期生卒展(72Gallery)

■普段何に心を動かされて考えてシャッターを切っているか。
幼少期から身近に感じていた「目に見えぬ世界」を、多くの方にとって身近な存在であろう海、川、 森、街などの万物をモチーフとして視覚的に表現するという試みを行っている。 

■今回の展示の見所
足を運んでいただける皆さまがそれぞれに感じていただければ、それがその方にとっての見どころだろ うと思うのです。先入観を持つこと無く、ご自由にご覧いただければ。 







万物あらゆるものに神が宿るという日本古来の自然信仰。

土着の信仰を次の世代へ脈々と受け継ぐことによって、
意識せずとも自然とそこにあった祈りや感謝の念は、
神の存在と同様現代日本人にとってもはや希薄なものとなっています。

神は確かにそこにいて、人々の心に宿る祈りと感謝の想いによりこの国はあるということを、
作品を通して提示しています。







水面に反射する陽光、波打つ砂浜、これらすべては自然が作り出した芸術でもあります。

私たちに遺伝子レベルで備わっている美しいものを美しいと思う感覚は、
このような自然の風景によって組み込まれたものなのかもしれません。







きっと何百、何千年もの時間をかけて削られてきた岩に時間の重みを感じます。

言葉を失うほどの圧倒的な光景でもなければ、壮大な大自然を写しているわけでもない。
むしろ古来日本人が信仰の対象としてきたのは、写真にあるような身近なものたちなのです。


実際に目の前で作品を鑑賞すれば、写真の美しさに息をのみます。
ぜひご覧ください。


【出展スペース:WEST 1-B】
DF STAFF isaka