東京家政大学美術研究会OG 『空想百科事・展』


東京家政大学美術研究会OG
『空想百科事・展』 
2016.3.1 - 2016.3.2
[WEST 2-B]

東京家政大学の公認サークル、
美術研究会のOGが集まっているメンバーの8人による、
「空想百科事」をテーマにしたグループ展のご紹介です。



空想の世界にある動物、植物、物事などを描き、まるで百科事典のような作品を作成しています。



【雛嵐】
渡邉 麻由実

分類:自然現象

毎年桃の節句に吹き荒れる雨風を総称して呼ぶ。
何故このような現象が起こるかについてはわからない。
「天がひなまつりを祝ってるから」や、「片付けられたくない雛人形たちの思いがそうさせる」など、
様々に論じられてきた。
ひなまつりには欠かせない雛あられが雨風に混じることもある。

淡く滲んだ、ピンク色。ひなまつりをイメージし、空想の自然現象を表現した幻想的な絵画作品。



【しとしと草】
吉川 怜那

分類:植物(湿度の高井ジメジメした場所)

今にもカビの生えそうなジメジメした薄暗い所に密かに咲く。
一面に咲かない花なので巡り会えたらラッキーな花である。
露をパールジェッツやスパンコールで再現した。

ブルー色をベースに、ジメジメとした寒さが伝わってくる。




【夢雨】
山口 瑞貴

分類:現象(人間の無意識)

眠っているときに見ている夢の一部が頭の中から抜け出す現象。
夢は雲のようなかたちでわきたつと、やがて濃度を増して雨となって降り注ぐ。
世界中の人から降った夢あ、無意識の世界で深い深い海となって広がっているという。

夢のような、深い色合いで描かれた背景にはミステリアスの雰囲気が漂っています。




【夢垢な軟体】
相沢 彩乃

分類:生き物(夢、感覚)

タコのような形をしていてタコではない。
夢を見ない生き物なのでたい大体は動物や植物の見る夢や感覚に張り付いて生きている。
〈関わって踏み人って色々な感情を知らなければ無垢とは
何かに気づけないと思うので他者の色があって、混ざって吸収していき単色になる無垢な軟体の図〉

線を捻り捻り、言葉に尽くせない複雑な形になっています。




【輝光石“センテールライト”】
清水 若菜

分類:鉱物

年月を経て、紙を黄色く変色してしまった事典のイベージをイメージしました。




【水中毒蜘蛛】
大関 莉緒

分類:水中人目 蜘蛛科 毒属(古代海域及びアトランティス)

ティタン族のアトラスがメディーサにより石にされた山脈がある。その中枢に迷い込んだ人間が誤りその石に触れた場合、水中毒蜘蛛となり、海域の守り人となる。


蜘蛛と人物を合わせた空想の生き物、水中毒蜘蛛。
少し毒々しい雰囲気でカッコイイですね。





【光葬】
佐野 綾音

分類:文化/宗教 

若くして死んだ乙女の葬り方。
二人の僧侶を呼び、明け方の光を浴びる頃に遺体を光の粒に変えて葬る。


優しい色合いで描かれた佐野さんの作品には、少し悲しい雰囲気が感じられます。




【一過性羊症候群】
小林 奈央

分類:ウィルス、疾患(動植物の体内)

真冬の豪雪地帯にみられるウィルス性の疾患。
ウィルスは寒さに強いが、熱には極端に弱いため発病は稀である。
体表に綿のような物質が現れることから、羊に例えられる。
植物に発病した場合、雪と見間違えられるため発見が遅れやすい。



世の中で見えないもの、感じていないものは沢山存在しているかもしれません。
とても想像力豊かで、見応えたっぷりの展示でした。



【出展スペース:WEST2-B】
DFstaff jessie