あいき・さぶ・竹丸
『WWWWW』
会期:2015.12.20 - 2015.12.26
GALLERY : 1-G
三人のアーティストによる
「笑いの擬人化」展!!
本展示は、大変不思議な取り組みをされています。
それぞれのアーティストが、ニ体ずつキャラクターを作成。
その後、うち一体を別の二人のアーティストに託し、
預けられたアーティストが託された情報を元に、
キャラクターを構築する、という流れ。
会期当日まで、どのように仕上がるのか?
互いにわからない状態だったとのこと。
参考までに、さぶさんが考案したキャラクターをご紹介。
「幸-さち-」と名付けられた女性キャラクター。
赤ペンで補足されてますね、色の指定はありませんでした。
白色の線と文字から想像を膨らませて...
「月に嗤う」竹丸さん
出来上がったのがこちらの作品たち。
竹丸さんは原案にあった、彼女のジト目をポジティブに解釈したようです。
学生服と普段着の中間地点。
何か裏があるような、含みある笑い。
夜にぽっと浮かび上がる、静かな雰囲気を醸し出すキャラクター。
「患者よ増えろ」あいきさん
そしてあいきさんは、これまた違った解釈で制作。
肌の色はまるでお月様!
甘いものに囲まれて、さぞかし幸せそう...
いや彼女の背後に歯医者?
患者?虫歯??
衣装はさながら、バーテンダー。
配色を変えるだけで、本当に別人みたい。
今度は、竹丸さんが考案したキャラクターをご紹介!
名前は「エイジ」
表情筋が機能しない/マスクを着用する背景など
ぱっと見えない所の設定が書き込まれています。
そんな彼のイメージを置き換えると...
「時々、」さぶさん
夕焼けをバックに、
物悲しい表情で佇むエイジ。
その目元も風景も、全てが悲し気だけど、
唯一の救いとして、口元のマスク、というのが良いですね。
「作り笑い食堂」あいきさん
続いてあいきさんは、
エイジのイメージをぐるっと変えてしまいます。
マスク、何種類もあったんですね!
口角を上げるだけじゃなくて、大きく口を開けて笑うバージョンも!
そして着用している服から、日常生活や仕事風景までも想像しちゃいました。
自分で考えたキャラクターが、
第三者に渡ることで、ぐるっとその姿形、雰囲気までもかえてしまうことの
面白さ、可笑しさ、不思議さ。
会場のキャプションには、
「それぞれのキャラクターにどんな物語を見るか。
是非、会場設置のノートに教えていただけると嬉しいです」とありました。
さぁ、皆様は彼らがどういうキャラクターであると想像しますか?