“ みんなをハッピーにしたいならアイドルになればいいじゃない!”
計六名のアーティストによるグループ展
『 ドキドキアイドルユートピア展 』
EAST : 102 SPACE にて開催中!!
- 参加アーティスト -
雨茶(@ucha66)しぐまごま(@shigumagoma_)
やすだゆうか(@90_yuukachan)ゆかっちサブレ(@yuccacca058)
2015/10/12:内容を修正致しました
myumy(@myumymy)
「すいへいちゃん、海へゆく」
白い砂浜、白イルカ、白いセーラー服、白い肌。
陽射しで色が飛んでしまいそうな繊細さの中でも、
最も際立っている少女の愛らしさ。
ドメスティックな色合いのウミヘビは心無しか、優しく見える。
neguko(@neguko92)
「私たちはSTAR!」
赤、青、緑、三色、三人の女性アイドル。
重力無視の自由なキャンバスの中に漂う。
自身のキャラクター性を表現するにふさわしいポージング、
と同時に見られていることへの強い意識。
描かれた彼女たちは、アイドルであり、プロである。
手に持ったメロンフロートよりも、
さくらんぼよりも注目を集めるのは彼女の青い瞳。
衣装を含めて、周囲に散らばる赤色は、
最大限、その瞳を強調させることを目的としている。
健康的な太さの腕にタトゥー。
頼もしい、働き者だと思う。
雨茶(@ucha66)
「EXPLOSION IDOL」
EXPLOSION = 爆発
過激な思考回路を持っているわけではなく、
恐らく、彼女は何者か、または何事かに出会い、
脳内で思考回路がショート、爆発にまで至った。
綺麗に染め上がった髪の隙間から清涼な光が漏れて、
青空の下にいた彼女の周りがピンク色に染まりはじめ、雲が生まれ。
まるで、内に生まれた感情が景色を創造したみたいだ。
ゆかっちサブレ(@yuccacca058)
「こんなとこまできちゃったね」
彼女はサイズ感は犬、外見はパンダ、という
不思議なペットを連れて散歩の途中のようである。
ピンク色のライト、INUの文字のステッカー、
雰囲気は繁華街、彼女のドレスも雰囲気にかっている。
気付けば遠いところまで来てしまった、しかし悲愴感は一切無く、
過程も結果も全て許容し、楽しんでいる。
(気になるペットの外見は是非会場でご覧ください)
「inusutagram」
もしアイドルがinstagramならぬ、inusutagramユーザーだったら?
画面左上の少女は、自撮りのために左手をめいっぱい伸ばしているね。
しぐまごま(@shigumagoma_)
アイドルやキャラクターは、
一瞬でその性質を理解し、興味を引かせるために、
押し出したい個性を強調/表面化させたりする。
その方法として、時には配色や持ち物や口癖や顔の造形をコントロールし、
言い方を変えればプロデュースする。
突き詰めていけば、その手段や方法こそが、
何よりアイドルを象徴することになる、場合もあるかもしれない。
だからぐにーっと腕を伸ばされたパンダはHonori
牙を抜かれたみたいにしおらしいクマはAiを知るためのヒント。
やすだゆうか(@90_yuukachan)
「私がそばにいるよ」
画面いっぱいに描かれた笑顔の女の子。
彼女をこれほどの笑顔にさせる出来事が舞い降りた瞬間の、
まるでくす玉が破裂し、紙吹雪が飛び散らんばかりの心の動きが
見事に投影された景色であると思う。
良いことがあったのだ。
でも、最もすごいのは、
そんな表情を作り出せる彼女自身の魅力に他ならない。
「人間」
テーマに則した解釈をするならば、
彼女がアイドルではない瞬間、一人の女の子に戻った瞬間。
山や空が遠くに見えて、
プライベートな時間を切り取った情景に見える。
漢字で「人間」と名付けられ、きらびやかな額に収まると、
人間性を取り戻した、までは行き過ぎかもしれないが、
その手前まで戻って、彼女の肩が軽くなったように思える。
(ぱんだ)
ucha / shigumagoma / neguko / myumy / yasuda yuuka / yukacchi sable
『ドキドキアイドルユートピア展』
会期:2015.10.10 - 2015.10.12