『小さな僕ら展』ひとみ


 『小さな僕ら展』
 ひとみ
 WEST 1-A:10/1-10/3

カマキリの演じるオペラ、昆虫の音楽隊、蝋燭の観客たち…
人間の真似をする小さな生き物たちの愛くるしい世界。
0.3mmのペンから生み出される、ひとみさんの作品展のご紹介です!

小さな生き物たちが人間の真似をしてオペラを演じ、鑑賞し、パーティーをする。
ちょっと気取った、でも憎めない小さなものたちの物語を、ひとみさんがひとつひとつ
丁寧に解説してくださいます。

「白の夜」
舞台裏に控える、カマキリの役者たち。
真っ白な肌と衣装がこうこうと夜を照らします。

「千年」
千年間、姫役を演じ続け、飽き飽きしている女優。

「鏡の中の」
まだ日が高いうちから、夜のオペラをそわそわと待つネズミ。
一張羅の蝶ネクタイでばっちりとオシャレをして。

「鳴声」
オペラの後のパーティー。柄の細いグラスをうまく支えられない鳥たち。
逆さまになってこぼれ落ちてしまうワイン…格好よく飲みたいのに。

「みつめてる」
オペラグラスで舞台を鑑賞するロウソクたち。
と、舞踏会用の仮面をつけたネズミたちも端っこでこっそり鑑賞中。

「小さな僕ら」
展示タイトルにもなっているこちら。オペラを華々しく音楽で飾る、昆虫たちの音楽隊。
花でできた楽器の音色、聴いてみたくなります。

「蝋と王」
コウモリとライオンをイメージした王様。まだ王座に座り慣れていないようで、ずるりと
落ちてしまっています。威厳と愛嬌あふれる作品。

今回の展示作品はすべてこの細身のペンひとつで制作されたもの。
細かな模様はもちろん、濃淡の描きわけから真っ黒な部分まで、綿密に線を重ねて
作り上げられています!

油彩画は今回ポストカードとして販売中。
こちらは油彩とアクリルを両方使用して描いたもの。
配色と細やかな描写にぱっと目を奪われます。
幾重にもかさねられた色彩が、描き込まれたペン画作品とつながります。

来場者には、好きな動物と好きな食べ物を組み合わせたイラストを描いて
お手紙にしてプレゼントしていただけるんです!
ちなみに私は“犬とうどん”。おまけで、陽気な“うどん兄弟”まで描いてもらいました〜

ひとみさん、撮影ご快諾ありがとうございます!
美大中退後は絵のお仕事もしつつ、「社会経験のため」と引っ越し業者や工場などで
短期のお仕事もされてるそうです。やわらかな雰囲気のひとみさんですが、
なかなかハードな仕事内容が多いのにびっくり…
(引っ越し業は1日が限界だったそうです!)
積極的に絵以外の経験を積んでいこうという姿勢には頭が下がるばかりです。

様々な経験が活かされた作品たち。
絵に隠されたお話もとても魅力的で、次はひとつの物語としても読んでみたいです…
バイタリティあふれるひとみさんのご活躍にますます期待したいと思います!

展示会は残念ながら本日18:00まで。
ひとみさんのブログもぜひチェックしてみてください!


【出展スペース:WEST 1-A】
DF STAFF nakagawa