佐野恵一展2




2014年7月、四方の壁を自身のイラストレーションで埋め尽くした
イラストレーターの佐野恵一さん。

1年ぶり、2度目の個展「佐野恵一展2」
DESIGN FESTA GALLERY にて開催中です。

愛嬌ある顔立ちしているけど、
一筋縄ではいかない作品の数々を。






※「佐野恵一展」の様子はコチラからご覧頂けます。

今年もおびただしい数の作品を展示下さっています。
相変わらず、真意が読めない笑顔をぶら下げて、
脈略無くパンチを繰り出す(ような)キャラクター達。

なんだろう、この気持ち。
「胸の奥底からエネルギーが際限なく触れて来るんだ!!」
とでもいいたげだ。




おびただしい作品数の数だけ、存在するキャラクターの種類。
どいつもこいつも、自己主張が激しいのです。
しかし「俺を見ろ」ってわけじゃなくて、
鑑賞者側が確認せざるを得ない、ようなハラハラさせる感じ。
得体の知れない緊張感に満ちている。




佐野さんの大半の作品は線画をスキャンして、
PC上で着色する手法を取っている。
そこに時々登場するコラージュ素材がこれまた、
ソフトな暴力性を持っていて、鑑賞者を揺さぶるのだ。




「佐野恵一展」との大きな違いは、アナログ作品が多数展示されていること。
PC着色ではベタっと表現されていた色彩や、
タッチをより生々しく感じることができる。

綺麗に裁断したダンボールの側面を支持体に描かれた獣の腕は、
まるで元々箱に梱包されていたかのようだ。




続いてご紹介する作品の支持体は新聞紙。
アナログ作品において、やはりコラージュ素材の力は強く働いており、
乾いた笑いが起きてしまうんじゃないかと、
少し恐ろしくも思える熱量があった。




「返還」、「請求」

素材元は、借金問題のチラシであろうか。
勿論、言葉の前後を整備すればポジティブなワードにも
なり得るはずなのだけど、
鬼の形相をした彼のくり抜かれた瞳を見てしまったら、
もうそんなことは言い出せない。




ロールプレイングゲームでは、
火とか水とか雷とか、攻撃に属性を付加させたりするけど、
佐野さんの作品に属性を付加させるとしたら「無」が相応しい。

特筆するほどの得手不得手は無いが、
力のパラメータさえ上げておけば、
十分に相手を圧倒することができるように。

とてもわかりやすい答えが表面化しているわけでもなく、
かといって、霧散するほど抽象化されているわけでもない。

圧倒的なポテンシャルを持つ、
佐野さんのイラストレーション。

佐野恵一 『佐野恵一展2』 
会期:2015.10.1 - 2015.10.7

佐野恵一(Keiichi Sano) 公式サイト
■Twitter

お知らせ



鉄板焼き専門店さくら亭のエントランスには、
待合室を兼ねたギャラリースペースがあり、
佐野さんのご協力のもと、100組200枚の「間違い探し展」を開催中!!
老若男女、また国籍も問わず楽しめる本展示。
お食事と併せて是非、ご鑑賞ください。


もんじゃ・お好み焼きの原宿-さくら亭-
ご予約お問い合わせ 03-3479-0039
営業時間 11:00-23:00 年中無休
ランチタイム 11:00-15:00
東京都渋谷区神宮前3-20-1