東京家政大学写真部

「爽」 Riho Watanabe


東京家政大学写真部
毎年恒例、夏の写真展。
テーマは「 BLUE 」
EAST : 302 にて開催中






八月下旬、もう夏は後半戦に差し掛かっている。
夏休みが残っていようが、
時期的には夏を振り返る季節になってしまった。

テーマである「 BLUE 」
夏の突き抜ける青い空をイメージさせるとともに、
夏が秋に切り替わろうとする時期の穏やかな清涼感が漂う。




会場を見渡すと、色味の異なる青さがちらつく。
水や空を対象とした作品が多いのは、
夏のせい、である。


「一瞬」 西田 夏奈


私達がその変化の全貌を捉えきれず、
瞬時に形を変えてしまう水。
とある瞬間にはこんなにも不思議な形をしている。

まるでゼリーみたいに、
別物に思えてしまう。


「光」 加藤 智加


プラ製のジョウロだろうか。
大量の水が、次々とその口から溢れてしまっている。

と、同時に水は光にも満ちている。

加藤さんは、水を見て「光」だと思ったのだろう。
その曇りの無い視点が良い。


「秩父」 上代 みなみ


旅先で撮影されたであろう二枚。
どちらも大部分を青空が占めている。

左は青と緑、右は青と橙色。
夏の色はどうしてこんなにも心地良いのか。


「夏の冷蔵庫」 高田 莉名


多量の水滴が付いた水道の先から流れる水。
ゆったりと流れる水の速度からは、
鋭利な冷たさを想像してしまう。

バケツに浮かぶキュウリ、
半身でその身を晒し、
また半身には周囲に散らばる夏の光。

奥側には既に食べ尽くしたスイカ。
まだまだ、食べられる。


「あ、蒼。」 三浦 布美子


あっ、という感嘆の声は、
蒼く染まったハト達のものか。

空を飛ぶ彼らが真っ青な存在であったなら、
空に溶け込み、見えなくなることもあるのかな。


「青にかかる」 林 千寛


青い空にかかる、逆行で真っ黒になった橋。
橋を境目にして、白い雲の層。
そして山、水平線、船。

複数の境界が見て取れる。


ご覧の通り、
とても青い展示会。


東京家政大学写真部 『なつ写真展』
会期:2015.8.28 - 2015.8.30