くっきりと描かれた線と、単色で色付けされたイラストレーション。
2年振りとなるアライタイツさんの展示会のご紹介です!
イラストと文章で構成された作品。
添えられた文章は不条理な短編小説のようであり、歌詞のようであり、誰かの日記のようでもあり。
「書いてある文章に意味はないです」とのことですが、隠された意味を探ってしまいたくなるような内容です。
バンドの『たま』さんが好きで、歌詞の世界観に影響をうけているそう。
「さよなら人類」だけではないんです!
シンプルに描き込まれた線と、軽やかに滲ませるようにのせられた色が目をひきます。
中央が、展示会のタイトルにもなっている「額縁の中に魚」という作品。
先にタイトルが浮かび、言葉にあわせて描かれたもの。
在廊中のアライさん。たくさんお話いただきありがとうございました!
「感情をそのまま投影するのではなく、少し違ったアプローチをしていきたい」という言葉のとおり、無秩序にみえるイラストや文章は、第三者が不可思議さを感じるように構成されているようでした。
数年前にパニック障害という病気を患ったアライさん。
大変だった時期を乗り越え、現在は仕事をし、生活をし、絵を描き、精力的に活動をされています。
2013年には初個展をこちらで開催していただきました。
■前回のブログはこちら→ アライタイツ『丑三つ時に、君を待つ。』
「額縁の中に魚」展は7/4まで。ぜひご来場ください!
https://twitter.com/washing_tights
【出展スペース:WEST 1-G】
DF STAFF nakagawa