合同展示会 「壊滅展」



「破壊」という荒々しいテーマに沿って、
大学間を越えての合同展示会。
「壊滅展」
EAST : 202 にて開催中!!






今展示会に参加されたのは以下の大学です。
「中央大学、東京理科大学、芝浦工業大学、日本大学」
多数の絵画作品、そして四点の立体作品を展示。


「難破船」
皆木 秋穂
(東京理科大学)


難破船という言葉を見ると、
船の一部分くらいは既に破損しているイメージを浮かべてしまう。
綻びがある、と思うのだ。
高くしぶきを上げる波の元へ落ち行く女性の姿は、
それに似ている。


「紛争」
橋本 佳奈
(中央大学理工学部)


迷彩服に身を包み、
暗闇に身を投じる、
真っすぐな瞳をしている。

アクリルで表現された独特な肌の質感は、
フェイスペインティングをしているようにも見える。


「溶壊」
田中 萌絵
(中央大学理工学部)

少し前に読んだ雑誌で、
軍艦島の近くにあるBARの写真に似ている。
住所も問い合わせ番号も非公開で、
見つけることが出来た人だけが訪れる場所。

ならされた地面の質感が、
とても良く、軍艦島という響きにマッチしている。


「中途半端」
藤井 美翔子
(芝浦工業大学)


色鉛筆と水彩絵の具。
色合いは近しいのだけど、
爪痕が異なる画材を使い分けて描かれた作品。

中途半端と名付けられた作品は、
シックなフレーム、白色のマットに押さえつけられて、
半端者から見事、脱出に成功している。

青の上に乗った赤の溶け具合が、
ライトにあたるととても綺麗。




「破壊」というテーマに沿って制作された作品は、
距離を置いて鑑賞したくなるものだった。

破壊/倒壊に巻き込まれないように、
その矛先がこちらを向かないように。

隣り合う作品同士が影響を及ばすことも考慮してか、
作品毎に少々距離を置いて展示されていたのも印象的。


『壊滅展』 2015.6.20 - 2015.6.21