バナーエリア

このブログを検索

等身大ふたなり展 不知火 002



「 人類の理想型、完成型、進むべき目標として
ふたなりという存在を主題に創作活動しています。
100人の等身大のふたなりイラストを描いています。」

「ふたなり(男性と女性の性器を兼ね備えた両性具有)」
という主題を用いて創作活動を行っている不知火さんの個展

『等身大ふたなり展 不知火 002』






- 私たちは、等身大の意味ではなく、本来の大きさとは違う絵の
意味を考えなくてはならないのかもしれません。
(コンセプトシートより抜粋)


会場には等身大(220cm×61cm)の作品がそびえ立つ。
長身という言葉は適切ではない。そう、巨大である。

この場に居る人々を呼び上げる際に「私はどんな言葉を選べば良いのか?」
少しタイプする手を休めて、これしか無いなと気付く。
今記事では「ふたなり」と呼ぶことにする。


「 No.001 」
2013.11

男性と女性、両方の性器を保持したふたなりは、
容姿や体格も、両方の性より特徴を引き継いでいる。

「 No.001 」と名付けられたふたなりは、
美少年とも美少女ともいえる整った容姿を持ち、
言葉一つ/イメージ一つあれば、
どちらにも振り切ることが出来る。




一番最初の写真を思い出して欲しい。
それは健康的に実った乳房と引き締まった腹筋。
それぞれ女性と男性をイメージさせるはず。
そして筋肉の盛り上がりが表面化している太ももに挟まれ、
立派な男性器が描かれている。

そう、人体のパーツ毎に捉えるならば、
男性と女性の複合体なのだ。
しかし、どうしてもしっくりこない。

やはり、精神に関する語りを行っていないからだろう。




男性ではなく、また女性でもないふたなりは、
恐らく新しい生命の方向性を示すことだろう。

様々な男女差は、ふたなりの前では通用せず、
また新しい常識がふたなりの前に現れるはず。

さぁ、巨大なふたなりたちを前にして、
未だ見ぬ可能性を想像しよう。


ホームページには[私的ふたなり論 Theory of my Futanari]を掲載。

 1.はじめに、何故ふたなりを描くのか Why do I paint Futanari.
2.私にとってふたなりとは What is Futanari for me?
3.私の描くふたなり Style of my Futanari.

具体性のある作品をご覧になると同時に、
今記事では語り尽くせなかった、
その想いも併せてお読み頂きたく思います。

不知火 『等身大ふたなり展 不知火 002』 
会期:2014.10.28 - 2014.11.3

(ぱんだ)