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ICS



東京の小さな1roomにおけるモノのあり方を考える展示会。

ICS "etc..."

WEST:1-C にて開催中


普段何気ない生活の中で、
こんなものやあんなものがあったらいいのにと思うことがあります。
この展示会はそんな生活の中のあれやこれ 「etc...」 に着目し、
それぞれのデザイナーがあったらいいなと感じる 「etc...」を形にしたものです。

この展示会を通して、あなたの 「etc...」が見つかりますように。





三宅 隆弥さん

「LEDが主流になろうとしているからこそ。
白熱球の暖かさを傍らに。」

白熱球が放つ光は熱を持っているから
触れるととても熱い。
そんな忘れがちなものを、
あかりがもたらすものを再認識させてくれる作品。

不思議とその熱を求めて触れたくなる。


周囲の木々は程よく暖められているのだ。



棚橋 治仁さん

ティッシュボックス、ペンホルダー、マグネット、ドアサインカード等
展示商品はなんと実際に購入できます。
直線と曲線を併用したカッティングは
用途を自然と私達に意識させる。




ドアサインカードは図のように書き込むこともできる。
与えられたものをそのまま使う事におわらず、
ひと手間かけて、愛着を生ませる。
書いて、消してを繰り返して。

いつの日か、見返したカード。
もう家の一部になっているかもしれない。



笹田 遼太朗さん

「素材をあまり加工せず、
木材をそのまま自分が使いたい大きさに切り出して使用しています。」

素材が持つ魅力に着目する作品。
名前/用途を与える行為が重要になることでしょう。



制作されたティッシュケースをご覧下さい。
取り出し口は円形に切り出され、よく見かける形ですが、
その下、ティッシュがおさまっている場所。

柔肌を晒す、ティッシュの姿。

ケースの用途とは何だ?
備え付けられたティッシュをストックし、
必要なときに引き出しやすくする役目。

ほら、彼は役目を果たせているじゃないか。
こんなにスタイリッシュだというのに。



川端 佑貴さん

パズルのピースの形をしたスツール3脚は
噛み合って1つの長椅子になっている。

その上で掲げられた言葉
「使い方はあなたが決めてください」

そう、ここにあるのはスツールなのではなく
「スツールという簡素な座具の形」をした家具なのです。

川端さんが提案するのは「色々な家具に代用してみてください」というメッセージ

マガジンラック、サイドテーブルなど、
生活の隙間があって、もしそこにはまるようであれば、
このピースをはめ込んでみて欲しい。

目的を与えるのは使い手なのです。
頭をぐにゃぐにゃにして、
彼を使いこなして欲しい。

この作品も購入可能!

展示会は本日が最終日です!


(ぱんだ)