こまごめさん、藤原 睦さん
二人のアーティストによる展示会
" coffret (コフレット) "
WEST : 1-A にて
英語が苦手な私は知りませんでした。
coffretとは「宝物」
この「宝物」こそが今回の展示のテーマ。
白色の壁面と色味ある照明の光の中で、色を灯す。
「 迷子と夕焼け 」 藤原 睦 |
「 ユキ 」 藤原 睦 |
「 ひかる 」 藤原 睦 |
藤原さんの作品内には不可視であるはずの
温度が見えて、それは肌で感じることが出来る。
すーっとひかれた滑らかな線と柔らかな膨らは、
彼女たちの魅力に繋がる。
「 ユキ 」で描かれた少女のまだ未発達な骨子と
背伸びする帽子とヘアスタイルの対比が眩しい。
「 おすまし 」 こまごめ |
「 ずっと 」 こまごめ |
「 花瓶 」 こまごめ |
「 花瓶 」が好きでした。
花が生ける為の器、
その最も外側に位置するローファー。
私達の足を守り、共に歩む靴という存在。
それは恐らく靴としての役目をとうに終えて、
今は単純に器として機能する老後を送っているのかもしれない。
靴下をはいている姿も、たまらない。
今回ご紹介した以外にも数多くイラスト作品を展示。
お二方の作品が醸す空気中に散布されたなにかを
大きく吸い込んで、鑑賞頂ければ。
3/2(sun) までの公開
(ぱんだ)